【動画】新型コロナウイルス:ギリシャ、感染対策でゴキブリが這い回るコンテナに難民・移民を隔離
2020年11月04日
ギリシャのサモス島にあるバティ難民キャンプで苦難が続いている。
10月30日に沖合のエーゲ海でM7の地震が発生し、同島では2人が死亡。さらに11月2日の明け方にはキャンプ内で火事にも見舞われ、数百人が路上生活を強いられている。
そして4300人が生活するこのキャンプでは、100人以上の新型コロナウイルス感染が確認された。感染者が隔離されるのは、建設現場で見られるようなコンテナの中──。ゴキブリやネズミが這う不衛生な環境で、こうしたコンテナでの隔離を恐れて受診を避ける人も出ている。
国境なき医師団は6カ月以上にわたり、高齢者や慢性疾患をもつ人など感染リスクの高い住民を欧州本土に緊急移動させることを呼びかけてきたが、いまだ適切な医療対応は確立されていない。