パキスタン

パキスタンでの国境なき医師団(MSF)の活動は

2022年に発生した大洪水で、国土の3分の1が水没したパキスタン。国境なき医師団(MSF)は、パキスタンで通常のプロジェクトを継続するとともに、洪水に対する緊急援助活動を実施。シンド州ダドゥでは、栄養失調マラリア、皮膚リーシュマニア症の治療に対応し、2023年11月にその活動を当局に委譲しました。

パキスタンでは、医療の普及が依然として課題となっており、特に農村部では女性や子どもが無料で質の高い医療を受けられる機会は限られています。MSFはシンド州、バロチスタン州、カイバル・パクトゥンクワ州とパンジャブ州で活動し、リプロダクティブ・ヘルスケア(性と生殖に関する医療)や新生児医療、小児医療などを提供。また、「顧みられない熱帯病」の一つ、皮膚リーシュマニア症の治療にも取り組んでいます。

パンジャブ州では薬剤耐性結核の診断と治療に注力し、新たな短期治療レジメンを導入。支援グループの設置や家庭訪問などを通じた患者中心のアプローチを強化しています。

Ⓒ Nasir Ghafoor/MSF
更新:2024年12月11日


パキスタンの活動ニュース

活動ニュースを選ぶ