ミャンマー

2019年、ラカイン州でミャンマー軍とラカインを支持する民族派アラカン軍との戦闘が続いた結果、5万人以上が避難民となった。その数カ月後、国際人道援助団体の現地入りが許可されたことを受けて、国境なき医師団(MSF)は6月にブティドンで、また11月にはマウンドーで避難民の援助活動を再開した。移動診療の運営、健康教育や心理社会面の支援に加え、蚊帳や毛布、石けんなどの救援物資の配布、避難所や衛生設備の建設を行った。同州中央部のパウクタウ町では、ムスリム系少数民族のロヒンギャとカマン・ムスリムが暮らす避難民キャンプで活動を継続。一般診療、移動診療、心のケアを行った。
MSFはまた、移民や避難民、薬物使用者やセックスワーカーなどHIVに感染しやすい人が大勢暮らす北部の隣国カチン州とシャン州で、新たに活動を開始。一般診療に加え、性暴力、HIV、C型肝炎、結核の治療を行っている。
MSFは1983年にミャンマーで初めて活動。2019年にはスタッフ1005人が活動し、1390万ユーロ(約16億9600万円)を支出した。
最新活動実績(2019年)
- 診察した外来患者数
- 41,000
- 治療したHIV患者数
- 15,100
- 結核治療を始めた患者数
- 430
最新の海外派遣スタッフの声
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大規模洪水の緊急援助で現場責任者として対応:井田 覚
- ポジション
- プロジェクト・コーディネーター
- 派遣国
- ミャンマー
- 活動地域
- サガイン
- 派遣期間
- 2015年8月~9月
最新の活動ニュース
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2021年01月27日 活動アップデート 「難民になりたい人などいない」 ロヒンギャ難民、心が限界に……求められる心理ケア
いつまでこの状態が続くのか——。2017年8月、ミャンマー西部ラカイン州で、イスラム系少数民族ロヒンギャの人びとを狙った大規模な掃討作戦が始まり、多く…
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