ブルンジ

活動の概要
国境なき医師団(MSF)はブルンジで、マラリアの予防・治療活動を継続しつつ、感染症や不明点の多い病気に対応し、ブジュンブラ市の外傷患者に質の高いケアを提供している。
2019年に引き続き、2020年はタンザニア国境沿いのキニンヤ市で大規模なマラリア予防活動を実施。病気を媒介する蚊を駆除する殺虫剤の散布を6万7000世帯に対して行い、最長9カ月にわたって住民を病気から守った。また17カ所の医療施設でマラリア患者に関する基準を改善し、無償で治療を受けられるようにした。
ブジュンブラでは、68床の外傷施設「ラルシュ・ドゥ・キゴベ」で、主に交通事故による中等・重傷患者に救急ケアを提供。また、他の診療所や地区病院でも軽度の外傷の治療を支援し、カメンゲ大学病院センターへの中等傷患者紹介を開始した。
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さらに、2月にラルシュ・ドゥ・キゴベでの活動を円滑に引き渡せるよう、レジャン・シャルル王子病院と協力関係を結び、医療研修・寄付・財政支援を通じて、中等~重度の外傷例への対処の強化を目指した。
1月には、ムインガ県で数百~数千人の下肢潰瘍患者を確認したため、ギテラニ保健区へ医療チームを派遣。この病気は罹患者の大半が不安定な環境で暮らす子どもで、その性質や原因はほぼ不明であることから、MSFは環境・検査施設・媒介生物対策の調査も支援している。
ブルンジではこれらのプロジェクトに加え、はしかが集団発生したシビトケ県での治療や、ガトゥンバ村周辺の洪水被災者への支援など、複数の緊急事態に対応。また、新型コロナウイルス感染症予防を後押しするため、ブジュンブラ、ムインガ市、そしてキニンヤ市の各支援先施設でトリアージと感染制御についての研修を提供した。
MSFは1992年にブルンジで初めて活動。2020年はスタッフ363人が活動し、900万ユーロ(約10億9710万円)を支出した。
(2020年報告)
活動の実績
(2020年実績)
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