南アフリカ共和国

活動の概要
国境なき医師団(MSF)は南アフリカ共和国(以下、「南アフリカ」)で、新型コロナウイルス感染症への対応を支援するとともに、HIV/エイズや結核の患者、性暴力被害者、社会的弱者である移民へのケアに取り組んでいる。
2020年は、新型コロナウイルス感染症の余波を受け医療サービスの利用が大幅に減少した。これに対処するため、国境なき医師団(MSF)は既存の活動を更新。国内のプラチナ鉱山地帯の性暴力関連プロジェクトでは被害者が保健医療を継続できるよう、電話でカウンセリングを行い、公共交通機関の停止時には移動手段を提供した。
エショウェ地区とカエリチャ地区では、経口のHIV自己検査キットの大規模配布と、地元施設での新型コロナウイルス感染症・HIV/エイズ・結核の一括検査を行い、HIV/エイズ・結核診療の維持に注力。また、抗レトロウイルス薬(ARV)やその他の慢性疾患の治療薬を患者の自宅や地域の集配所に届けたり、薬剤耐性結核(DR-TB)の患者に在宅医療を行ったりした。
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ツワネ市とヨハネスブルク市のホームレス保護施設では、心のケアと医療援助を実施。新型コロナウイルス感染症の第1波に際しては、カエリチャの体育館に60床の野外病院を設営。スタッフも配置し、地元の中等症・重症患者の治療にあたった。第2波では、3つの州の7カ所の病院で専門病棟を支援した。
2020年はMSFにとって、アフリカ大陸で先駆けとなるARV治療プログラムの開発や、DR-TB治療の短期化・副作用軽減への貢献などの足跡を残した、南アフリカでの活動20年という節目の年となった。
MSFは1986年に南アフリカで初めて活動。2020年はスタッフ254人が活動し、1200万ユーロ(約14億6280万円)を支出した。
(2020年報告)
活動の実績
(2020年実績)
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- ©Luca Sola