ニカラグア

国連の報告によると、同国の多くの地域では2018年4月から政情不安が続き、数百人の死者や拘留者が出た。抗議活動により暴力的な衝突が起こり、催涙ガスやゴム弾、実弾が使用された。現在は鎮静化したものの、予断を許さない状況が続いている。国境なき医師団(MSF)のチームは2019年に活動を拡大し、広範な政治的・社会的暴力の影響を受けた患者に医療とのケアを担った。

こうした衝突と拘束されている間に心身の傷を負った被害者は、ほとんどがうつ病や不安、心的外傷後ストレス障害に苦しんでいた。基礎医療に加え、MSFは理学療法や神経科、性暴力の治療など、専門的なケアも紹介。チームは首都マナグアを含めて7カ所で活動を拡充した。

また、9月までは、難民申請のため国境を越えてコスタリカに入国したニカラグアの患者の治療も行っていた。現地のチームは医療や心のケアを提供し、専門機関への紹介を行い、年末には、コスタリカで引き受けていた患者は全員現地団体で治療を受けられるように手配を終えた。

MSFは1972年にニカラグアで初めて活動。2019年にはスタッフ18人が活動し、90万ユーロ(約1億1000万円)を支出した。

最新活動実績(2019年)

個人に対する心理ケア相談件数
2,870
グループに対する心理ケア相談件数
50

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