ナイジェリア

ナイジェリアでの国境なき医師団(MSF)の活動は

アフリカ最大の人口を抱えるナイジェリアでは、紛争や武力衝突、経済危機、洪水などの影響により、避難生活を送る人は2023年時点で前年の2倍近くに達しました。情勢の悪化や戦闘激化により、国境なき医師団(MSF)が一時退避を余儀なくされる地域もあり、人道危機は悪化しています。

深刻な栄養危機や史上最悪のジフテリア流行など、予防可能な病気も増えるなか、MSFは既存の医療活動を拡充しています。活動内容は、避難民への援助や、母子保健の改善、栄養失調の子どもたちへの対応、水がんなど「顧みられない病気」の治療など多岐にわたります。

一方、2023年12月には長年のアドボカシー活動が実り、水がんが世界保健機関(WHO)の「顧みられない熱帯病リスト」に加わりました。今後の世界的認知と研究・資金援助、対策が期待されています。
 

Ⓒ Scott Hamilton/MSF 
更新:2024年12月11日


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