ギニアビサウ

活動の概要

約6年間、小児医療の改善に取り組んできたギニアビサウで、国境なき医師団(MSF)は2020年に活動を終了し、その大部分を保健省に引き継いだ。

ギニアビサウにおける活動の大目標は、乳児死亡率が世界最高水準の一部地域で15歳未満の死亡例を減少させることにあった。子どもたちを襲う主な病気として、呼吸器感染症、マラリア、下痢、髄膜炎が挙げられる。新生児の死因は窒息と敗血症が中心だ。

首都ビサウにある国内唯一の三次医療施設シモン・メンデス国立病院の小児救急処置室(15床)と小児・新生児集中治療室(64床)を担当。小児救急処置室では、治療の迅速化と効率化を確立するために、治療の優先順序を決めるトリアージの仕組みを構築した。

また、通常業務と新型コロナウイルス感染症対応のためのマネジメント技能の養成・研修で保健省スタッフを支援した。

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新生児ケアに求められるものは多いが、MSFは低所得国では通常導入されていない新しい手順や技術の導入により、基礎的な治療にとどまらず、特に複雑で重篤な患者の治療も可能であることを証明した。

2020年6月のMSF撤収の際には、施設だけでなく、生物医学機器、医薬品、救急用の専門検査設備を譲渡。知識と経験のある意欲的な現地のチームが引き継いでいく。

MSFは1998年にギニアビサウで初めて活動。2020年はスタッフ130人が活動し、200万ユーロ(約2億4380万円)を支出した。

(2020年報告)

活動の実績

救急診療件数 3,780
入院患者数 850
マラリアの治療件数 120

(2020年実績)

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