ウガンダ

活動の概要
ウガンダでは、HIV/エイズのケア、難民居住地での性別およびジェンダーに基づく暴力(SGBV)被害者の支援、青少年のリプロダクティブ・ヘルスケア(性と生殖に関する医療)を提供している。
カセセ市の青少年診療所では、10代の母親のための産前・産後ケアなどのリプロダクティブ・ヘルスケアを、若者に親しみやすい安全な環境で提供。啓発活動やレクリエーション活動を通じて、若者の受診や健康教育参加を促している。2020年は、社会における差別や偏見を減らし、利用が広がるように、これらの支援を公立の保健医療施設に移した。
また、近隣のジョージ湖およびエドワード湖一帯の漁民は、自宅を離れて過ごす時間が長く、収入は現金が基本で、港には性産業があることからHIVの感染リスクが高い。国境なき医師団(MSF)は、地元当局や他の医療提供者と協力して、地元民に固有のニーズや習慣に合わせたHIV関連支援を行っている。
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アルア市ではMSFのHIV/エイズ・プロジェクトが地元の関連ケアのインフラに組み込まれ、子ども、青少年、HIV感染症の侵攻した患者や血中ウイルス量の高い患者を重視。新型コロナの大流行を受け、遠隔通信による診察を行ったが、コンゴ民主共和国の越境患者とは、3月にロックダウン(都市封鎖)が実施されてから連絡が取れず、薬の提供もできなくなった。7月には大半が治療を再開したものの、越境患者約13%はMSFの努力も奏功せず、足跡が途絶えている。
アルアではまた、母国の紛争を逃れてきた多数の南スーダン難民らを受け入れるオムゴ難民居住地とインヴェピ難民居住地で、性的暴力被害者支援のためのアウトリーチ活動を展開。難民や受入地域の住民のケアも行っている。
MSFはさらに病気の集団発生や、自然災害・暴力的状況からの集団退避といった緊急事態にも備えている。
MSFは1986 年にウガンダで初めて活動。2020年はスタッフ407人が活動し、530万ユーロ(約6億4600万円)を支出した。
(2020年報告)
活動の実績
(2020年実績)
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- ©Luca Sola