C型肝炎

基本情報

どんな病気?

C型肝炎ウイルス(HCV)の感染により起こる肝臓の病気で、急性の場合も慢性の場合もあり、病態も数週間の軽症から、生涯続く重症までさまざま。何年も症状の現れない感染者もいるが、発熱、倦怠、食欲不振、吐き気、嘔吐、腹痛、急性、色の濃い尿、黄疸などの急性症状も起こり得る。

流行地域

世界各地に約7100万人の慢性患者いるとみられている。エジプト中国パキスタンでは特に多くの患者が存在する。

感染経路

血液を通じて感染する。ウイルスに汚染された血液の輸血・血液製剤、注射針その他の医療器具の使いまわしや消毒の不備などが原因となる。

診断

一般的には、まずHCV抗体検査をして感染したことがあるかどうかを調べる。陽性となった場合は、精密検査をして現在も感染しているかどうかを調べる。

治療

近年開発された直接作用型抗ウイルス薬(DAA)は飲み薬で、副作用も少なく、治療期間も3カ月と短い。有効性は高いものの、価格も高いため、特に低中所得国で手の届く患者は少ない。

予防

予防ワクチンはなく、感染者の血液に触れないことが重要。カミソリなど血液がつく可能性がある物の共有を避ける、他人の血液に触れる際は手袋をするなど公衆衛生の基本ルールを守ることで感染を避けられる。

備考

国境なき医師団(MSF)は、ジェネリックのDAAを使用することで、大部分のプロジェクトで治療1回あたりの費用を75米ドル(約8100円)に抑えている。2019年は11カ国で1万人の治療を開始した。

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