カラアザール

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基本情報

どんな病気?

「顧みられない熱帯病」の1つであるリーシュマニア症の中で、もっとも重篤な病型。内臓リーシュマニア症とも呼ばれ、寄生虫感染症としてはマラリアに次いで世界で2番目に死亡例が多い病気です。

発熱、体重減少、肝臓・脾臓(ひぞう)の肥大、貧血、免疫系不全などの症状が現れ、適切な治療を受けなければ、高い確率で死に至ります。

流行地域

世界76カ国で風土病としてまん延しており、症例数は年間推定5万~9万件に上ります。

その90%はブラジル、エチオピア、インド、ケニア、ソマリア、南スーダン、スーダンで発生しています。特に東アフリカで確認される病型の診断と治療は、複雑で苦痛を伴う場合があります。

感染経路

感染したメスのサシチョウバエに刺されることで感染します。

治療

地域によって治療薬は異なります。アジアでは主に1種類の抗原虫薬の注射で治療します。アフリカでは2種類の抗原虫薬を併用し、17日間連続で注射することが主流です。

また、カラアザールとHIVの二重感染患者の治療が課題となっています。どちらも免疫系を攻撃して弱めていくためです。

国境なき医師団は1989年から2020年までに、約15万人のカラアザールの患者を治療しました。そのうち、3分の1余りは南スーダンの患者が占めています。

ケニアでカラアザールを防ぐための啓発活動を行うMSFの健康推進チーム © Lucy Makori/MSF
ケニアでカラアザールを防ぐための啓発活動を行うMSFの健康推進チーム © Lucy Makori/MSF
スーダンでカラアザールの患者の診察を行うMSFスタッフ © Halla Osman/MSF
スーダンでカラアザールの患者の診察を行うMSFスタッフ © Halla Osman/MSF

写真上: エチオピアでカラアザールの患者の診察を行うMSFスタッフ © Amanuel Sileshi 

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