コートジボワール

活動の概要
長年にわたり続いた軍事的・社会的不安により、医療施設や専門職の人材が不足し、保健医療体制が弱まっていたコートジボワール。国境なき医師団(MSF)は産科医療をはじめとした支援を行ってきた。
2019年に全活動を保健担当局へ引き継ぎ撤退したが、2020年に再び同国に入り、新型コロナウイルス感染症対応を支援した。
最大都市アビジャンの東に位置するグランバッサム市では、保健省管轄の新型コロナウイルス感染症治療センターで活動し、感染予防・制御策の強化と、患者の心のカウンセリングや経過観察のための心理面談に携わった。
ブアケ市の大学病院では、仮設の新型コロナウイルス感染症治療病棟を建設し、手洗い場や焼却炉など感染予防・制御を担う設備も整備。また、保健医療従事者を研修し、院外では感染予防の講習会を開いた。さらに、市への複数の入り口で新型コロナウイルスのスクリーニング検査を行った。
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アビジャンのヨプゴン治療センターでは、地元NGOおよび保健省とともに遠隔医療の試験的プロジェクトを実施。医師、看護師、介護士で構成される2つのMSFチームが新型コロナウイルス感染症患者を診察し、電子プラットフォームを使って内科医や心臓医などの専門家と連携しながら、併存症(糖尿病、高血圧、呼吸不全、心血管疾患)の発見に努めた。
また、MSFは地元企業・市民組織と共同で1万2000枚の布製マスクを製作し、アビジャンなど複数の場所で困窮者に提供。また、国内団体との協力のもと、腎不全、糖尿病、高血圧症の患者にも配布した。
MSFは1990年にコートジボワールで初めて活動。2020年はスタッフ15人が活動し、260万ユーロ(約3億1694万円)を支出した。
(2020年報告)
活動の実績
心のケア個別相談件数
200
(2020年実績)
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- ©Luca Sola