バングラデシュ

国境なき医師団(MSF)は、ロヒンギャ難民と、医療体制が脆弱なダッカ県カムランギャルチャル市に住むバングラデシュ人の医療・人道ニーズに対応している。

コックスバザール県にある世界最大の難民キャンプには、約100万人のロヒンギャ難民が暮らしており(2019年末時点)、MSFはこうした人びとを対象とした、医療・人道援助の主な担い手として活動している。難民のニーズを理解し、信頼構築に尽力してきた結果、女性を中心にMSFの病院や診療所を受診する人の数が大幅に増加した。3年前に起きたロヒンギャの人びとを狙った掃討作戦や先の見えない避難生活で心の不調を訴える人が多いことから、心のケアも行っている。

また、より長期的な解決策として活動の調整も開始。清潔な飲み水の安定供給に向けて、太陽エネルギーを利用した広範なネットワークなど、多くの施設を地元団体に移譲した。2019年末時点で運営していたのは、病院3カ所、一般診療所3カ所、簡易診療所1カ所、専門診療所2カ所、感染症診療所4カ所。

MSFは1985年にバングラデシュで初めて活動。2019年にはスタッフ1871人が活動し、2940万ユーロ(約35億8700万円)を支出した。

最新活動実績(2019年)

外来診療件数
556,300
出産介助件数
3,400
個人に対する心理ケア相談件数
27,700

最新の海外派遣スタッフの声

一覧を見る

最新の活動ニュース

一覧を見る