レバノン

100万人以上のシリア人が避難しているレバノン。2011年にシリアで紛争が起きて以来、人口1人あたり受け入れている難民の数が最も多い国となっている。多くの難民が、最も基礎的なニーズも満たせないほどの困難な状況下で生活している。一方で、レバノン国内の経済とインフラは、それまでにいたパレスチナ人などに加えてシリア人難民が来たことで限界に追いやられている。レバノン保健省の努力にもかかわらず、大勢の難民に対しての、1次医療と2次医療支援、診療費、検査、医薬品供給は十分ではない。
国境なき医師団(MSF)は、レバノンに避難しているシリア人難民と弱い立場にある地域住民を対象に医療援助を続けている。主な活動地はレバノン北部で、ベッカー高原、ベイルート市南部、サイダ市などで、無償で質の高い1次医療を担っている。また、急性疾患、慢性疾患、リプロダクティブ・ヘルスケア(性と生殖に関する医療)、心のケア、健康教育活動を行っている。また産科・小児科診療所も国内各地で運営している。
MSFは1976年に初めてレバノンで活動。2018年にはスタッフ649人が活動し、2980万ユーロ(約38億8592万円)を支出した。
最新活動実績(2018年)
- 外来診療件数
- 125,400
- 個人に対する心理ケア相談件数
- 11,700
- 出産介助件数
- 4,660
最新の海外派遣スタッフの声
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前回派遣の経験を活かしスムーズな活動を:小島 毬奈
- ポジション
- 助産師
- 派遣国
- レバノン
- 活動地域
- ベッカー高原
- 派遣期間
- 2015年12月~2016年1月、2016年4月~2016年9月
最新の活動ニュース
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2021年01月18日 活動アップデート 新型コロナウイルス感染症へのMSFの対応【最新情報】
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大に伴い、国境なき医師団(MSF)は世界各地で緊急医療援助活動を展開している。
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2020年12月29日 活動アップデート 人道危機の最前線に立ち続ける 写真で振り返る2020年【後編】
国境なき医師団(MSF)が2020年に世界各地で行った1年間の活動の軌跡を、2回にわたり写真とともに振り返る本記事(前編はこちら)。後編となる今回は、…
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