パプアニューギニア

パプアニューギニアの首都ポートモレスビーのゲレフ病院と湾岸州のケレマ市で、国境なき医師団(MSF)は国の結核プログラムと連携して、スクリーニング、診断、治療開始、経過観察の改善に取り組んでいる。
2019年には、世界保健機関(WHO)の多剤耐性結核(MDR-TB)に対する新たな治療勧告が全患者に導入された。痛みを伴う注射を毎日受ける代わりに、副作用の少ない比較的新しい薬であるベダキリンを6カ月間のむ治療を受けられるようになった。MSFにとってはケアの向上を、患者にとっては治療継続・成功率の向上を意味する。
ポートモレスビーでは、患者数が多いため、ゲレフ病院の敷地内に結核専用の診療所を新設。空気感染を防ぎつつ、より多くの患者を安全にスクリーニングし、診断し、治療できるようになった。
MSFは湾岸州のへき地移動診療も拡大。患者にとって治療開始や継続をしやすくなった。また、2019年は年間を通してHIVケアの向上にも取り組み、治療を途中で中断する患者を減らした。
MSFは1983年にパプアニューギニアで初めて活動。2019年にはスタッフ175人が活動し、440万ユーロ(約5億3700万円)を支出した。
最新活動実績(2019年)
- 外来診療件数
- 15,900
- 結核治療を開始した患者数
- 1,350
- 多剤耐性結核治療を開始した患者数
- 56
最新の海外派遣スタッフの声
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地道な地域活動で結核患者を援助:倉之段 千恵
- ポジション
- 正看護師
- 派遣国
- パプアニューギニア
- 活動地域
- ポートモレスビー
- 派遣期間
- 2017年11月~2018年7月
最新の活動ニュース
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2021年02月08日 活動アップデート 新型コロナウイルス感染症へのMSFの対応【最新情報】
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大に伴い、国境なき医師団(MSF)は世界各地で緊急医療援助活動を展開している。
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2020年03月19日 プレスリリース 新型コロナウイルス感染拡大:MSF、欧州やイランなどで活動開始
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行が広範囲に拡大する中、国境なき医師団(MSF)は、欧州における緊急医療援助活動に乗り出した。現在、イ…
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