イエメン

イエメンでの国境なき医師団(MSF)の活動は

2015年から、暫定政府と反政府武装組織との間で内戦が続くイエメン。何百万人もの人びとが避難を余儀なくされており、貧困や深刻な食料危機が世界最悪レベルの人道危機と呼ばれる状況をもたらしています。2024年には、イスラエルによるガザでの紛争に連なる地域的な武力衝突の激化が、イエメンにも直接的な影響を及ぼしました。

攻撃による医療施設の破壊、人員や医療物資の不足などを受けて、医療体制はぜい弱です。国境なき医師団(MSF)は、国内12県にある17カ所の病院で活動。救急医療や外科治療、栄養失調児の治療、母子保健心のケアなどの医療援助を提供しています。また、近年、イエメンではコレラはしか、ジフテリアなどワクチンで予防可能な病気の流行が増加しており、MSFは追加の集団予防接種を含めた緊急対応を行っています。

Ⓒ Nasir Ghafoor/MSF
更新:2025年11月28日

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