イエメン

2011年の反体制デモをきっかけに内戦に陥り、2015年3月以降は政府軍と反政府勢力の武力衝突が激化。多国籍軍の介入で首都サヌアをはじめ各地で空爆が繰り返されている。

国境なき医師団(MSF)は2018年、12県に広がる13の病院・診療所、20以上の医療施設で活動した。外科、産科、小児科、感染症などの治療にあたる。イエメンの医療体制は崩壊している。経済の悪化とともに、食料や燃料といった日常品を手にいれることも難しくなっている。

MSFが支援する北部ハッジャ県のアブス病院が空爆被害を受け、2016年8月15日の空爆で患者・スタッフ計19人が死亡。2018年6月11日にも、アブスにあるMSFのコレラ治療センターが爆撃された。度重なる攻撃を受け、MSFは2012年から活動してきたアッダリ県から引き上げ、前線が近づいてきたラゼ病院への支援も打ち切らざるをえなかった。

MSFは2015年3月~2018年、戦闘に巻き込まれて負傷した11万9000人超の治療にあたった。戦況が悪化する中、2018年8月、モカに外科病院を開き、戦闘に巻き込まれて負傷した人や、緊急手術が必要な妊婦らを受け入れている。9月にはホデイダ北東のアルサカナ病院で緊急外科手術を始めた。アデンの外傷病院は同年、5400件の手術をした。

MSFは1986年にイエメンで初めて活動。2018年にはスタッフ2058人が活動し、5700万ユーロ(約74億3000万円)を支出した。

最新活動実績(2018年)

外来診療件数
535,600
出産介助件数
24,400
手術件数
24,600

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