チャド

例年は春から6月の雨期までで終息するはしかの流行が2018年から2019年にまで長引き、最終的には同国126の地区のうち75地区にまで広がった。事態を受けて、国境なき医師団(MSF)は6つの地区で子どもたちに集団予防接種を実施。首都ンジャメナにはしか科を設置した。
季節性の食糧難、購買力の低さや、経済危機を背景に栄養失調に陥る子どもが多かったため、MSFは首都のンジャリにある入院栄養治療センター(ITFC)を再開。患者を引き受けきれないでいた他の医療機関を支援した。また、髄膜炎やマラリアの流行にも対応した。特にモイサラでは9万600人余りの子どもにマラリア治療を行ったほか、同地域での活動を拡大し、地域の診療所から入院治療まで、あらゆるレベルで母子保健・産科医療を受けやすくした。
MSFは1983年にチャドで初めて活動。2019年にはスタッフ317人が活動し、990万ユーロ(約12億800万円)を支出した。
最新活動実績(2019年)
- 外来診療件数
- 154,800
- マラリア治療をした患者数
- 109,900
- 外来給食プログラムによるケアを受けた子どもの数
- 5,600
最新の海外派遣スタッフの声
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複数のプログラムで医薬品を管理: 神田紀子
- ポジション
- 薬剤師
- 派遣国
- チャド
- 活動地域
- ンジャメナ
- 派遣期間
- 2010年1月~2010年6月
最新の活動ニュース
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2021年04月19日 活動アップデート 新型コロナウイルス感染症へのMSFの対応【最新情報】
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大に伴い、国境なき医師団(MSF)は世界各地で緊急医療援助活動を展開している。
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2020年09月26日 活動アップデート 新型コロナウイルス:「ないなら作るしかない!」最貧国でのマスク調達、日本人スタッフが語るMSFの機動力
アフリカ中央部に位置するチャド。国連人間開発指数で、189カ国中最下位から2番目の187位に数えられる、世界最貧国の一つだ。子どもの栄養失調やマラリア…
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