チャド

5歳未満の子どもの死亡率が最も高い国の1つであるチャド。2018年も、重度の栄養失調治療に対応できる首都ンジャメナにある数少ない医療施設には、多くの患者が押し寄せた。チャド中部では、栄養失調はもはや風土病でもあるが、深刻な季節的な食糧不足や、一般的な購買力の欠如、深刻な経済危機など、多くの要因によってより状況が深刻だった。また、公的施設で働く医療従事者によるストライキも、治療の遅れなどを招いた。

国境なき医師団(MSF)は、2018年7月から、ンジャメナで、保健省と連携して緊急対応を開始。入院食を提供できる施設を開設し、深刻な急性栄養失調となった5歳以下の子ども1000人以上を治療した。

一方チャドでは2015年以来、武装勢力とチャド政府軍との間で起きた武力衝突によって、数十万人がチャド湖周辺地域の自宅を追われた。国境なき医師団(MSF)は2018年にかけて、バガ・ソラ、ボル、リワ、キスカワなどの地域で移動診療を開始。避難民と現地住民の医療と心のケアなども担っている。

MSFは現在もチャド東部と南部で活動。緊急対応チームも配置することで、72時間以内に現場で治療に当たれる態勢を維持している。

MSFは1981年に初めてチャドで活動。2018年にはスタッフ589人が活動し、1520万ユーロ(約19億8208万円)を支出した。

最新活動実績(2018年)

外来診療件数
142,400
マラリア治療をした患者数
82,100
外来給食プログラムによるケアを受けた子どもの数
9,800

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