個人情報の取り扱いに関する基本方針

本基本方針について

特定非営利活動法人国境なき医師団日本(以下、MSF日本)は、医療へのアクセスが困難な人びとへの医療援助を世界各地で行う国境なき医師団(Médecins Sans Frontières)の日本事務局として、支援者、派遣スタッフならびにその他全ての関係者の協力によって活動しています。MSF日本は、活動を通じて取得した全ての個人情報の重要性を認識し、以下の方針に基づき、個人情報保護法をはじめとする関係法令および関連ガイドラインを遵守して、個人の権利利益の保護に努めます。MSF日本は、本基本方針ならびにMSF日本における取り組みについて職員に周知徹底するとともに、必要に応じて見直しならびに改善を行います。

1. 個人情報の取得

MSF日本は、以下の方法で個人情報を取得します。

直接取得

MSF日本は、寄付や、イベントの申し込み、調査への回答、求人応募、MSFへのサポートおよび就業のための行動、MSF日本への連絡、メールマガジン配信申し込み、MSF日本のソーシャルメディアへのコメント等を行った方の個人情報を取得します。

間接取得

MSF日本は、公開情報、他事業者、有識者、サプライヤーリスト、他のMSF、人材紹介会社、人材派遣会社、資金調達組織や資金調達プラットフォーム等から個人情報を取得することがあります。また幅広い支援をお願いする目的でダイレクトメール等を発送するために宛名情報を入手することがありますが、入手先事業者から個人情報保護法を遵守していると保証を受けたうえで、入手しています。ダイレクトメールによるキャンペーンについてはこちらもご覧ください。

ソーシャルメディア(SNS)

MSF日本は、フェイスブックやツイッター等、ソーシャルメディア・アカウントあるいはソーシャルメディア・サービスから情報を取得することがあります。情報を取得することができるのは、本人がアカウント設定で許可している場合です。詳細については、各ソーシャルメディアのアカウント設定および個人情報に関する基本方針をご確認ください。

クッキー(Cookie)

下記「9. クッキー(Cookie)について」をご覧ください。

2. 取得する情報の種類

MSF日本は、通常以下の情報を取得します。

寄付の受付にあたっては、寄付者の銀行口座情報、クレジットカード情報を取得します。電話での連絡では、ご質問やご要望等を正確に把握し対応するため、通話内容を録音している場合があります。

人材の募集にあたっては、学歴、職歴、資格情報等を取得します。

3. 取得した情報の利用方法

MSF日本は、危機に瀕する人びとに援助を提供する目的で、可能な限り多数の人びとの関心を喚起し、人的、財的資源を最大限に活用するために個人情報を利用します。具体的には以下の行為等、活動のために必要な目的において個人情報を利用します。

上記のために必要な第三者提供(詳細は下記「共有/提供」参照)

ダイレクトマーケティング

MSF日本は、MSFの活動および援助活動の成果を伝えるため、ダイレクトマーケティングを行います。これは、緊急募金やその他支援を依頼する際に使用されるものです。MSF日本は、常にそれぞれの方の選択を尊重し、それぞれが興味を持つ情報を好まれる形態で発信するように努めます。

本人による望まない旨の意思表示がない限り、MSF日本はダイレクトマーケティングを行います。MSF日本のダイレクトマーケティングでは、通信物の配信等は、かかる行為に関するMSF日本の正当な利益の範囲であること、あるいは本人が受領を承諾していることを前提にしています。詳しい内容については、後述の「7. 個人データの取り扱いに関するMSF日本の法的根拠」をご参照ください。

MSF日本からの情報配信等を希望しない場合は、配信を解除することができます。配信解除を希望する場合は、各通信物に記載の連絡先もしくは下記「11. お問い合わせ先」までご連絡ください。MSF日本の電子メールによるダイレクトマーケティングでは、各電子メールのフッターに配信解除あるいは更新の選択に関する情報を常に記載します。そのため、いつでも配信解除が可能です。

また、MSF日本ではダイレクトメールによるキャンペーンを実施しています。詳しくは、こちらをご覧ください。

ソーシャルメディア

MSF日本は、それぞれの方の興味に合った情報を伝えるために、本人のソーシャルメディア・プロフィール内にある公開された情報を使用することがあります。しかし、MSF日本は、ソーシャルメディアを通して個人的な情報や機密情報を求めることは決してありません。MSFおよびMSFの活動に関する内容に関して、ソーシャルメディア上の投稿内容を引用したり、シェアすることがあります。また、MSF日本のソーシャルメディア・チャンネルに投稿された質問、あるいはコメントに回答することがあります。これらの質問やコメントへの回答の参考として、本人のプロフィールの情報を使用することがあります。

公開された情報の変更を希望される場合は、ご自身のソーシャルメディア・アカウントをご確認ください。MSF日本のウェブサイトでは、ソーシャルメディア・プラットフォームの各ページを共有できるボタンを使用しています。ご自身の判断でこれらのボタンを使用してください。ソーシャルメディア・プラットフォームでは、共有された内容を、それぞれのアカウント全体において追跡することがあります。

共有/提供

法令を根拠に承認される場合、あるいは先に定義した目的を達成するために必要であれば、個人データを第三者と共有、または提供することがあります。MSF日本は、その目的遂行のために支援を担当する外部委託先等との間で、個人データを共有/提供することがあります。

4. 取得した情報の管理

MSF日本は、個人情報を保護し、個人情報の漏えい、滅失、毀損、誤用、改竄および不正なアクセスを防止するために、適切な技術的、物理的、人的かつ組織的な対策および予防措置を講じます。詳細については、下記「11. お問い合わせ先」までご連絡ください。

MSF日本は取得した個人情報の保護の重要性を認識し、経営陣を含む全スタッフでプライバシー権保護を基本とする運営を徹底します。個人情報保護のための適切な組織体制を構築し、スタッフが個人情報へアクセスできる権限・範囲を定期的に点検するとともに、教育・訓練等も実施します。

MSF日本では、個人データの管理や保管、そして特定の活動の遂行を外部企業に委託していますが、委託先の監督を適正に行います。

MSF日本の活動は世界規模であり、日本およびEEA(欧州経済地域)外の各国へ特定のデータを移転する必要があります。MSF日本は技術的、物理的、人的および組織的な対策を取り確実に保護します。具体的な安全管理措置の内容につきましてはこちら(「安全管理措置についてPDF」)をご覧ください。

5. 取得した情報の保管期間

前述の「3. 取得した情報の利用方法」の項目に記載した目的に関連して、必要な期間、情報を保管します。

6. 子どもの個人情報保護

MSF日本は、子どもの個人情報及びプライバシーを関連法令に基づき厳重に保護します。MSF日本は、子どもの個人情報をイベント申込等により収集する場合、当該子どもに対し、保護者又は法定代理人の管理下でかかる個人情報を提供するよう求めています。さらに、MSF日本は、当該子どものプライバシーを保護する追加措置を講じます。これには、MSF日本が保護者又は法定代理人に対し、個人情報取り扱い方針を掲示し、当該子どもの個人情報提供に同意を求めることを含みます。

7. 個人データの取り扱いに関する法的根拠

日本の個人情報保護法については、本基本方針の通り法的根拠を満たしていると考えており、ここでは、EEA(欧州経済地域)の個人データ保護を規定する法である一般データ保護規則:General Data Protection Regulation(以下GDPR)について記載します。

GDPRでは個人データを取り扱う場合、原則として6種類の方法が認められています。

MSF日本の正当な利益は、以下を含みます。

これらの方法でご自身の個人データをMSF日本が使用することに変更を希望する場合は、下記「11. お問い合わせ先」にご連絡ください。

8. 本人の情報の変更方法および保証されている権利

日本の個人情報保護法および一般データ保護規則(GDPR)では、本人が自身の個人情報に関与できる権利等を保障しています。

日本の個人情報保護法

MSF日本は、個人情報保護法その他の法令に規定されている理由がある場合を除いて、本人またはその代理人から個人情報の開示(第三者提供記録を含む)、訂正、追加、利用停止等の求めに対して適切に対応します。下記 「11. お問いわ合せ先」にご連絡ください。なお、第三者提供記録開示については、別途書面による手続きが必要となります。下記 「11. お問い合わせ先」にご連絡ください。

一般データ保護規則(GDPR)

GDPRでは多くの権利が保障されています。GDPRが適用される場合で、個人情報の変更や更新を希望する場合は、下記「11. お問い合わせ先」までご連絡ください。その際は身分証明をお願いすることがあります。

プロファイリング、ダイレクトマーケティング

MSF日本では、それぞれの方の興味や過去の支援等に応じて、ご支援・ご参加のお願い、活動紹介等を行っています。その目的で、取得した寄付歴、イベント参加履歴、居住地域等の情報を分析して、活動報告や活動紹介等を発信、寄付・ご支援その他の危機に瀕する人びとへの援助をお願いする情報発信に利用する場合がございます。GDPR が適用される場合、これを拒否する権利が保障されています。拒否を希望する場合は、下記「11. お問い合わせ先」までご連絡ください。

9. クッキー(Cookie)について

MSF日本のウェブサイトでは「クッキー」を使用しています。

クッキーとは

クッキーは、ウェブサイトから閲覧者のコンピュータ、電話、あるいはタブレット端末に転送される小さいテキストファイルです。ウェブサイトは、閲覧者が閲覧する際にインターネット・ブラウザ(クローム、ファイヤーフォックス、インターネット・エクスプローラ等)にクッキーを保存します。そのサイトを閲覧したり、その周辺をナビゲートしたりするときは、毎回これらの情報ビットを取得します。クッキーには複数の種類があり、それぞれが異なる機能や用途を持っています。さまざまな有用なクッキーが存在し、多くのウェブサイトはそれらのクッキーに依存して正しく機能しています。また、ユーザーがウェブサイトを閲覧する際のユーザーの行動を把握します。

MSF日本が使用するクッキー

www.msf.or.jpの配下のすべてのウェブページ(各種キャンペーン用特設ページ等を含む)において使用するクッキーは以下の通りです。

クッキーの種類 クッキーの役割 クッキーの発行者
必須クッキー これらのクッキーは、閲覧者がウェブサイト上を移動することや寄付フォーム等のエリアの使用を可能とし、ログインやメールマガジンの購読も可能とします。しかし、マーケティングに使用可能な個人の情報を取得したり、過去に閲覧したインターネットサイトを記憶したりすることはありません。クッキーは、ブラウザを開いている間しか存在しません。
  • MSF日本
パフォーマンスクッキー/分析クッキー これらのクッキーは、閲覧者が当団体のサイトをどのように使用したか、あるいはサイトでどのような問題を経験したのかを把握するために使用されます。このクッキーはまた、閲覧者がオンライン広告を見たり、クリックしたりしたという情報を取得します。
クッキーが取得する情報は匿名の情報です。MSF日本は、ウェブサイトの機能改善のみを目的としてそれらの情報を使用します。
ファンクショナリークッキー これらのクッキーは、文字サイズ、優先順位、色等、閲覧者がウェブサイト上で選択した内容を記憶します。また、アンケートにすでに回答したかどうかも記憶します。他のウェブサイト上での閲覧者の行動を把握することはできません。
ターゲティングクッキー これらのクッキーは、第三者のために情報取得を行い、ウェブサイト上で閲覧者が見たものを記憶します。「いいね!」や「シェア」ボタン、またオンライン広告等で使用されます。例えばウェブサイト上に、以前に閲覧したオンライン広告が表示されるのはターゲティングクッキーの働きによるものです。
  • オプトアウトは下記「クッキー等を利用した広告配信事業者による広告配信について」をご確認ください。
ソーシャルメディアクッキー これらのクッキーは、ウェブサイトのページやフェイスブック、リンクトイン、ツイッター等のソーシャルメディアの内容を共有する時のみに使用されます。これらのクッキーは、該当するソーシャルメディア会社が設定し、各社の個人情報保護方針により管理されます。当団体ではこれらのクッキーを管理しません。

クッキー等を利用した広告配信事業者による広告配信について

MSF日本では、第三者から配信される広告を利用する場合があり、これに関連して、当該第三者が当サイトを訪問したユーザーのクッキー情報等を取得し、利用する場合があります。当該第三者によって取得されたクッキー情報等は、当該第三者のプライバシーポリシーに従って取り扱われます。ユーザーは、当該第三者のウェブサイト内に設けられたオプトアウトページにアクセスして、当該第三者によるクッキー情報等を利用する広告配信を停止することができます。

クッキーの管理方法

閲覧者はいつでもクッキーを管理したり、削除したりすることができます。また、すでにご自身のコンピュータにあるクッキーを全て削除することもできます。ウェブブラウザのほとんどが自動的にクッキーを受け入れますが、この設定を変更し受け入れを防止することも可能です。その方法については、お使いのウェブブラウザの「ヘルプ」を参照してください。以下のウェブサイトでも、より詳しい情報を入手することができます。

その他、ほとんどの第三者プロバイダーが、データ取得の解除を可能とするモジュールや手順を提供しています。

10. 本基本方針の更新

MSF日本ではこの基本方針を必要なときに変更します。個人情報の取り扱いに関して大幅な変更が生じる場合には、ウェブサイト上で公表するか、または直接ご連絡します。

最終更新日 [2024.3.12]
本文書に関連する権利は全てMSF日本に帰属します。書面による承諾なく複製することは、厳に禁じます。

11. お問い合わせ先

ご不明な点につきましては、以下にご連絡ください。

お問い合わせ

特定非営利活動法人 国境なき医師団日本
代表者: 会長 中嶋 優子
  • 住所〒162-0045 東京都新宿区馬場下町 1-1 FORECAST早稲田FIRST 3階

MSF日本スタッフを対象とする個人情報保護方針

この方針は、MSF日本が、職員、元職員、派遣任務を待つ登録個人、過去にMSF日本から活動地に派遣されたスタッフ、ボランティア、MSF日本アソシエーションメンバー、および彼らの家族(以下、「本人」という)に関する個人情報(要配慮個人情報を含む)をどのように取得し、保管し、取り扱うかについて規定するものです。

MSF日本は、活動を通じて知り得た全ての個人情報の重要性を認識し、以下の方針に基づき、個人情報保護法をはじめとする関係法令および関連ガイドラインを遵守して、個人の権利利益の保護に努めます。MSF日本は、本基本方針ならびにMSF日本における取り組みについて職員に周知徹底するとともに、必要に応じて見直しならびに改善を行います。

MSF日本は、本人に関する情報を、紙面あるいは電子形態により保管します。これらの情報は、主に人事部が管理します。給与管理等の特定業務については、MSF日本の他部署(例:財務部)と情報共有します。また、人事管理業務に際してMSF日本が委託する外部企業と情報共有することがあります。例えば、給与処理等がこれに相当します。雇用契約や業務の種類によっては、MSF内の他の組織と本人の個人情報を共有する場合もあります。個人情報は、以下に示す目的のために共有、利用されます。

1. 取得する個人情報の種類と利用方法

MSF日本は、危機に瀕する人びとへ援助を提供する目的で、可能な限り多数の人びとの関心を喚起し、人的、財的資源を最大限に活用するために個人情報を利用します。このためMSF日本は、具体的には以下の行為等、各スタッフがMSF日本の活動に参加するために必要な目的において個人情報を利用します。

MSF日本が本人の個人情報を利用する目的としては、特に、給与、年金、保険、研修および人事評価の管理、機会均等の履行確保、ビザの取得、旅行の予約、雇用、およびITや建物等のさまざまなサービスへのアクセスの管理が挙げられます。MSF日本は、本人の特定の個人情報がない状態で、本人と雇用契約を結ぶことはできません。またMSF日本は、個人情報を一定期間保管し、必要な場合には管轄当局へ情報を開示する法的責務を有しています。

スタッフ情報

家族情報

MSF日本では、職員等の家族情報(子どもの情報も含む)についても取り扱います。例えば、税務処理、社会保険手続き、在留資格手続き、緊急連絡、保育園入園等のための取り扱いが挙げられます。

外部への開示

法令で認められる場合には、本人の情報を第三者へ開示することがあります。例えば、給与処理のために外部委託先と情報を共有したり、採用関連でフィールド人事や他のMSF部門と情報を共有したり、あるいは大使館や保険会社、行政書士等と情報を共有します。MSF日本は、個人情報を他の組織・団体に供与したり売却したりすることはありません。

他のMSF組織との共同利用

MSF日本は、MSFインターナショナルオフィスを含む他のMSF組織との間で、本人の個人情報を共同利用します。詳細はこちらPDFをご覧ください。

退職時

MSF日本を退職することが決まった場合、法律やMSF日本の業務執行上必要な範囲で、本人の個人情報は保管されます。

その他

本個人情報保護方針では、スタッフ特有の事項について記載しています。ここに記載のない点に関しては、本ページ上部の個人情報の取り扱いに関する基本方針を合わせてご覧ください。

最終更新日 [2024.2.7]