寄付者さまの声

国境なき医師団(MSF)の活動は、民間の皆さまからのご寄付によって支えられています。日本では何と、約43万人もの方々が応援してくださっています(2020年度実績)。ここでは寄付者さまのMSFへの支援を始めたきっかけや、私たちに託してくださる思いをご紹介します。

Voice 1中立の立場で医療を提供する。その明確さに共感

A・Sさま

2011年、私はシンガポールで働いていました。東日本で起きた大きな災害にお見舞いの言葉をかけてくれたのは、さまざまな地域出身の友人、同僚、取引先の方々。エレベーターで居合わせた人まで「もしかして日本人?災害に心を痛めています」と声を掛けてくれました。海の向こうで暮らす見知らぬ人びとが、自然災害や紛争下で困難な局面に会っている時、私は同じように心を寄せてきただろうかと、考えるきっかけになりました。

寄付先にMSFを選んだのは「中立な立場で医療提供を行う」という明確さがあったから。ここ数年は、クリスマス当日に働いた給与を寄付しています。世界中でクリスマスを祝うわけではないけれど、新年を迎える高揚感が多くの地域にあふれるシーズン。でも、ハッピーな気持ちではない人がいる。傷ついた人を前に、日々治療を続けている人もいる。できる範囲で思いを寄せ、託すことを継続しています。

Voice 2活動報告会で聞いたMSFスタッフの想いに感動

A・Hさま

阪神・淡路大震災の際に募金したことが募金活動の始まりです。その後、「ボーナス月にできること」の1つとしてMSFへの寄付も始めました。

寄付だけではなく、MSFが開催している、現地で活動していたスタッフの話を聞くイベントの「活動報告会」にも参加しました。報告会では、若い医療スタッフの現場での活動を聞き、次世代の人たちの思いと行動に感銘を受けました。また、アドミニストレーターのプレゼンから、活動原則の「独立・中立・公平」を実感するとともに共感と理解を深めました。その後、定年を迎えたことを機にMSFでボランティア登録をしました。MSFでは、ボランティアもMSFスタッフです。その自覚を持って自分ができることを続けていきたいと思っています。

Voice 3生まれた場所によって危険にさらされる命があるから

M・Nさま

私は医学とは異なる道に進みましたが、何かしらの形で人道援助に関わりたいという思いがありました。大学の授業で差別や戦争についてのディスカッションをしていたのも背景にあったと感じます。インターネットを利用していた時に、MSFの広告を目にしたのがきっかけで、寄付を始めました。人道援助に直接関われなくても、寄付という形で力になれることをとてもうれしく思っています。 世界では生まれた場所によって命が危険にさらされることもありますが、その不平等さの根絶に少しでも関わることができたらという思いで、寄付を続けています。

Voice 4寄付は医療現場で頑張るスタッフへの応援の気持ち

D・Dさま

私がMSFに寄付を始めたきっかけは、父親の病死です。父はがんを患い半年間闘病生活をしました。ターミナル期になると、私はつらそうな父の姿を見るのが耐えられず、病室の外で過ごすことが多くなっていました。その時主治医から「痛み止めを始めるので今後は穏やかに過ごせる時間が多くなってくる。出来るだけそばにいてあげてほしい」との話がありました。それからは病室で一緒に過ごすようにし、最期を看取ることもできました。主治医をはじめとした病院スタッフの治療に、いまでもとても感謝をしています。

「医療現場で働く人たちのために何かできないか」。そんな思いの時にMSFの活動を知り、世界中で医療活動をしているMSFに寄付をすれば、医療への意義ある支援になると、寄付を始めました。

Voice 5夢は水・衛生管理専門家での参加、まずは寄付で参加

Y・Kさま

「毎月の寄付」で支援させていただいているフリーランス薬剤師ときどき学校薬剤師です。私の夢はMSFの水・衛生管理専門家(WATSAN)として活動に参加することです。派遣スタッフ募集説明会でWATSANには職務経験に加えて専門学位が必要と聞き、50歳を過ぎて仕事を辞め、公衆衛生大学院で公衆衛生学修士(MPH)の学位を取りました。残る最難関が英語ですが、幸いMSFの派遣スタッフには定年がないと聞き、頑張っています。何歳になってもかなえたい夢です。説明会では「将来、薬剤師になってMSFに参加したい」という高校生も見かけました。

MSFの理念に共感するとともに薬剤師が活躍できる組織であることがうれしかったので、まずはできる支援という事で寄付をしています。

Voice 6最も必要な人に医療を届けるスタッフを応援したい

Z・Hさま

哲学者の孔子は「大同思想」を提起し、古くから人びとは自由平等平和の社会を追求する思いがありました。しかし、現代に至っても、同じ地球の一員であっても、それぞれの国の事情によって、最もシンプルな医療さえを受けられない方は数え切れないほどいます。MSFの医師看護師、スタッフは危険を顧みず、医療サービスを最も必要な人びとに届け、命を救っています。自分一人の力は小さいですが、これからも彼らを応援し続け、周りにも呼びかけて、支援の輪を広げたいと思います。今後、自分も彼らの一員になり、より良い地球を作りたいと思います。

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