リベリア

活動の概要

リベリアでは、首都モンロビアで小児科病院を運営し、子どもの疾患に対応。精神疾患やてんかんのある人びとの新しいケアモデルも実践している。

2020年は、2015年のエボラ出血熱流行時に首都モンロビアで開設したバーンズビル・ジャンクション病院の小児科専門医療を継続。新型コロナウイルス感染症に伴う移動制限が課された3月には外科スタッフの派遣が難しくなり、小児外科の停止を強いられた。感染予防・制御策を強化し、小児救急・入院医療を維持し、マラリア栄養失調の患者を多数治療した。

近年のバーンズビル・ジャンクション病院は、リベリア人医療従事者の小児科研修施設となっている。2020年は1~3月に、看護師、医師、麻酔科看護師の研修を行ったものの、新型コロナウイルス感染症の感染リスクを受け、研修医制度は中止した。

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4月には、モンロビアの7万8000世帯に石けんを配布し、新型コロナウイルス感染症予防のための衛生意識向上活動を展開。保健省が患者の治療にあたる市内の軍病院で、感染予防・制御の専門支援も行った。

リベリア人の約13%が心の不調を経験している。また調査によると、てんかんの有病率も高いが、未治療の場合が多く、差別や偏見を深刻化させている。MSFはモンセラード州の5つの診療所との協力のもと、精神保健とてんかんの診断、治療、患者紹介を支援。また、これらの施設に、同国では通常入手できない精神疾患・てんかん治療薬を供給した。

新型コロナウイルス感染症のリスクに鑑み、精神保健・てんかんの患者の対面診療は約4カ月にわたり中断。代替として、電話相談を行ったり、月に一回、屋外で薬を処方したりした。7月以降は対面での診療を再開し、通話のできない患者の経過の安定を手助けしている。

MSFは1990年にリベリアで初めて活動。2020年はスタッフ328人が活動し、610万ユーロ(約7億4359万円)を支出した。

(2020年報告)

活動の実績

小児入院患者数 4,250
心の不調やてんかんのケアを行った人数 2,370

(2020年実績)

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