マラウイ

HIV/エイズが死因の第一位を占めるマラウイでは、HIV感染者数がおよそ100万人いると推定されている(国連エイズ合同計画(UNAIDS)調べ)。しかし国は巨額の財政赤字を抱えており、医療体制も破綻。このような状況を受け、国境なき医師団(MSF)は、HIV対策とマラウイ人女性に多い子宮頸がん治療に取り組んでいる。

MSFは女性や青少年など弱い立場にある人びとを対象に、病気の早期発見と治療改善に力を入れている。国内4カ所に設置した診療所で患者の早期発見、自宅地域の治療、地域の病院でのケアの改善、退院後の経過観察、紹介システムに重点を置いている。偏見を恐れて検査や医療を受けたがらない若者を対象にレクリエーションの要素が入った「ティーン・クラブ」と「集中診療日」という2つの異なるHIVケアのモデルを設け、治療、検査、カウンセリング、健康教育、リプロダクティブ・ヘルスケア(性と生殖に関する医療)などを受けられるようにしている。

また、現地では子宮頸がんが多く(がん全体の45.4%を占める)、毎年2300人余りの女性が死亡していることから、2019年にはスクリーニング活動を拡充するとともに、ブランタイヤのクイーン・エリザベス中央病院に専門の手術室と入院病棟を開設。予防接種、スクリーニングと診断、さまざまな段階のがんの治療、緩和ケアのほか、スタッフの研修とメンタリングを行っている。

MSFは1983年にマラウイで初めて活動。2019年にはスタッフ452人が活動し、1170万ユーロ(約14億2800万円)を支出した。

最新活動実績(2019年)

第一選択薬による抗レトロウイルス薬(ARV)治療を開始したHIV/エイズ患者数
13,600

最新の海外派遣スタッフの声

一覧を見る

最新の活動ニュース

一覧を見る