エスワティニ王国(旧スワジランド)

国内の成人の約3分の1がHIV陽性で、結核その他の感染症の合併リスクも高い。国境なき医師団(MSF)は保健省と連携して、シセルウェニ地方で予防とケアを続けている。

シセルウェニ地域では、母親と新生児、若者のためにクラブを開設。早期に治療を開始し、患者の孤立感を軽くするためへき地に簡易診療所も設けることで、より多くの人がHIV治療を始められるようにした。地域の診療所でも避妊具を配布するとともに、伝統療法の治療師を対象に研修を行うとともに、HIV自己診断キットを配布。

また高血圧や糖尿病など非感染性疾患のケアも10カ所あるHIV/結核総合診療所に統合する準備を始めた。アドボカシー活動を通じて、経口投与のみの短期治療(9~12カ月)の実施にも取り組んでいる。なお、子宮頸がん検診活動は保健省に移譲した。

MSFは2007年にエスワティニ王国(旧スワジランド)で初めて活動。2019年にはスタッフ157人が活動し、380万ユーロ(約4億6400万円)を支出した。

最新活動実績(2019年)

第一選択薬による抗レトロウイルス薬(ARV)治療を開始したHIV/エイズ患者数
6,900
結核治療を始めた患者数
260

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