アフガニスタン

40年余りにわたって紛争と情勢不安が続き、アフガニスタンの経済とインフラは荒廃し、多くの人びとが人道援助に頼って生活を送っている。
首都カブールでは、2019年3月に2009年より支援してきたアーメッド・シャー・ババ病院をアフガニスタン保健省に移譲。東部ホースト州では2012年より産科病院を運営し、2019年にはホースト州全域の半数と推定される2万3000人の分娩を介助した。2009年から南部ラシュカルガの地域基幹病院、2018年から西部へラート州の地域基幹病院の緊急外来をサポートしている。カンダハール州では2016年から薬剤耐性結核患者の診療を行っている。
北部クンドゥーズ州では、2017年7月に外来患者を受け入れる診療所を開設した。この地では2015年10月3日、外傷センターが米軍による爆撃で破壊され、医師や患者ら42人が命を奪われた。2019年にはクンドゥーズ州における活動の知名度が上がり、外傷診療所に来る人の数が30%ほど増加。2015年10月3日に米軍による爆撃で破壊されたものとは別に、新たな外傷治療施設の建設が進んでいる。開院は2020年後半の見通し。
MSFは、1980年にアフガニスタンで初めて活動。2019年にはスタッフ2388人が活動し、3540万ユーロ(約43億1900万円)を支出した。
最新活動実績(2019年)
- 外来診療件数
- 307,200
- 出産介助件数
- 59,900
- 外科手術件数
- 6,280
最新の海外派遣スタッフの声
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2年前と同じ現地スタッフを指導し、成長を実感:伊藤 まり子
- ポジション
- 産婦人科医
- 派遣国
- アフガニスタン
- 活動地域
- カブール
- 派遣期間
- 2017年4月~2017年6月
最新の活動ニュース
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2021年02月08日 活動アップデート 新型コロナウイルス感染症へのMSFの対応【最新情報】
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大に伴い、国境なき医師団(MSF)は世界各地で緊急医療援助活動を展開している。
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2021年01月15日 活動アップデート 「殉職者を出すな」多くの犠牲から学んだ、人道援助にまつわる6つの教訓
国境なき医師団(MSF)の紛争地での活動は時に危険を伴う。こうした人道援助はリスクとどう向き合えばよいのか。MSFのシンクタンク「CRASH (人道問…
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