アフガニスタン

アフガニスタンでの国境なき医師団(MSF)の活動は

アフガニスタンでは、長年にわたり紛争と政変が繰り返され、人びとはその影響に苦しんできました。現在、治安は徐々に安定しつつあり、医療施設への移動も以前より安全になっています。しかし、医薬品や人材の不足により医療体制は依然としてぜい弱です。
 
国境なき医師団(MSF)は、1980年から同国で活動を開始。2021年のタリバンによる政権掌握後も現地にとどまり、首都カブールを含む8つの州で援助活動を展開しています。MSFは母子保健を中心に、小児・新生児医療、救急医療、薬剤耐性(AMR)対策などに取り組んでいます。過去3年間で、MSFの治療を受けた患者は2倍に増加しています。
 
貧困や失業率の高さに加え、同国では女性を公共の場や職業から排除する社会政策が強化されており、人びとの医療アクセスは困難を極めています。2024年には医療教育機関への女性の通学が禁止されたことを受け、MSFはこの措置は同国の女性の健康に深刻な影響が及ぶと懸念を表明。MSFは、女性が医療教育を受けられるようにすること、そして教育全般へのアクセスを改善するために、当局との対話や働きかけを続けています。
 
さらに同国では地震や洪水などの自然災害も頻発しており、2025年9月には東部でマグニチュード6.0の地震が発生。MSFは直ちに現地入りし、ニーズ調査や物資の配布などを行いました。

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Ⓒ Nava Jamshidi
更新:2025年11月28日

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