アフガニスタン

活動の概要

アフガニスタンでは数十年にわたって紛争と情勢不安が続き、経済とインフラが荒廃、多くの人びとが人道援助に頼って生活を送っている。医療システムも脆弱な状態が続き、人材や資機材の不足、病院への攻撃などにより、多くの人が必要な医療を受けられない状態にある。

2020年5月、首都カブールのダシュ・バルチ病院にある国境なき医師団(MSF)の産科病棟が襲撃され、24人の命が奪われた。事件について解明されず、この病院での活動終了という決断に至った。

戦闘が続くヘルマンド州ラシュカルガでは、州立ブースト病院を支援。救急処置室では、2020年に外傷や呼吸器感染などの患者を1日に約300人対応した。

新型コロナウイルス感染症への対応として、ブースト病院で妊娠中の女性など弱い立場の人びと専用の新型コロナ病棟を運営。ヘラート州では治療センターを開設し、重症患者へ酸素療法などの治療を行った。

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ヘラート州の避難民のための診療所では、診療や予防接種、産前・産後ケアを実施。小児病院では、入院栄養治療センター運営を継続した。

ホースト州で運営している24時間体制の産科病院では、コロナ感染リスク軽減のため付添人の同伴を一時停止したがその後解除し、12月には月間1000件の出産を介助した。

国内で大きな問題である薬剤耐性結核では、治療を注射薬から経口治療に移すことで、患者の治療継続につながっている。

クンドゥーズ州では新しい外傷センターの建設が新型コロナのため一時停止したが、9月に再開。完成に向けて建設を進めた。

MSFは1980年にアフガニスタンで初めて活動。2020年にはスタッフ2196人が活動し、3330万ユーロ(約40億2200万円)を支出した。

(2020年報告)

活動の実績

外来診療件数 130,500
出産介助件数 36,300
外科手術件数 6,990

(2020年実績)

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