【動画】全焼のモリア難民キャンプ──再び劣悪な環境に人びとを閉じ込めれば、悪夢は続く

2020年09月23日掲載


ギリシャ
・レスボス島にあるモリア難民キャンプは、9月8日夜から10日にかけて全焼し、1万2000人以上が路上へと焼け出された。

2016年にEUとトルコが難民対策で合意して以降、世界の難民キャンプのなかでも最も劣悪だとされる環境に閉じ込められてきた人びと。新型コロナウイルスが流行してからは、感染対策として同キャンプ内に強制隔離されていた。この火災は、5年近く耐え続けてきた人びとの痛みが噴出したものと見られている。

それにもかかわらず、島内では海沿いの吹きさらしの場所に新たな難民キャンプが設けられ、1万人近い人びとが移動させられた。このような同じ方策では根本的な解決にならないと、国境なき医師団(MSF)は大いに懸念している。

ギリシャの島で非人道的なキャンプ内に人びとを押し込めるのではなく、EU全域で安全な移転先を確保すること──。MSFは市民団体などとともに、EU加盟国政府に対しそう求めている。

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