【動画】続く内戦と大地震の影響で長引く避難生活──シリア北西部の人びとが直面する医療・人道危機

2024年10月17日
動画・1分36秒

続く内戦、2023年の大地震の影響、長引く避難生活──シリア北西部に暮らす人々の医療・人道状況は厳しさを増しています。一方で、時間と共に人道援助への資金は減っています。国境なき医師団のシリアでの活動責任者が、現地から報告します。

シリア活動責任者 シハム・ハジャジ
シリア活動責任者 シハム・ハジャジ
シリア北西部は、住民にとって非常に困難な状況にあります。

その原因のひとつが、13年前に始まった長い内戦です。敵対行為により住民は避難を余儀なくされています。そして避難所での生活環境も依然として非常に厳しいです。

これに加え、2023年2月に起きた地震で、人びとの生活はさらに厳しくなりました。経済的な問題も抱えています。

人びとは性と生殖に関する健康(リプロダクティブヘルス)、メンタルヘルス、そして糖尿病・喘息などの慢性疾患に対する医療・人道援助を必要としています。
 
シリア北西部には今、500万人の人びとがいます。27%は女性 24%は子どもです。350万人が国内避難民となっています。彼らは膨大な人道的・医療的ニーズを抱えています。

しかし残念ながら、この地域での人道援助に対する資金や投資は、減っています。

この記事のタグ

関連記事

活動ニュースを選ぶ