ミャンマーの軍事クーデター 医療従事者と市民の安全が脅かされる事態を懸念

2021年02月19日掲載

ミャンマー最大都市ヤンゴンでMSFが運営する病院=2020年 © Lwyn Phyu Phyu Kyaw/MSFミャンマー最大都市ヤンゴンでMSFが運営する病院=2020年 © Lwyn Phyu Phyu Kyaw/MSF

2021年2月1日にミャンマーで発生した軍事クーデターを受け、医療従事者や一般市民が不当に逮捕・拘留されている。国境なき医師団(MSF)はこの状況を強く懸念している。

ミャンマーで最も弱い立場に置かれた人びとの命を守るため、MSFをはじめとする団体は医療援助活動を行ってきた。しかし、非常事態宣言が発表されてから続く、不当な逮捕や様々な面での制限により、活動が妨げられかねない。

医療関係者は嫌がらせや脅迫に直面しており、MSFの多くのスタッフが恐怖を感じている。この状況が、今後の公衆衛生と治安にどのような影響を与えるのか危惧される。

また、大勢の人が拘束されていることにより、新型コロナウイルスのさらなる流行拡大につながるおそれもある。さらに、デモ参加者への暴力の激化も深刻だ。

しかし、どのような状況においても、MSFはスタッフや協力パートナーの安全を確保した上で、患者の年齢や宗教、政治信条に関わりなく、患者最優先の活動を行っていく。援助を届けられる限り、全力を尽くして人びとに公平な医療援助を提供し続ける。

現在もMSFは活動を続けているが、スタッフの移動は制限されている。引き続き状況を注視しながら、必要に応じて医療・人道面での対応を行えるよう準備を整えている。
 

関連情報