過酷な道のりを付き添いもなく一人で乗り越え、フランスへと逃れてきた10代の難民・移民の若者たち。彼らを援助しようと、6月29日、パリ11区のジュール・フェリー広場にキャンプが設置された。
フランスで外国籍の若者が保護を受けるには、同伴者のいない未成年であると行政に認定される必要がある。しかしその審査は大ざっぱに行われ、誤って成人と判定されるケースが多発。そのため少年裁判所へ上訴し、判決を待つこととなる。こうした手続きにはしばしば半年以上を要するが、その間は何の支援も行われていない。
国境なき医師団(MSF)は他の4つの援助団体とともに、野宿をしながら判決を待つ75人の若者たちのために、パリ中心部にテントを設営。外国人未成年者を保護する義務を、目に見える形で行政に訴えている。
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