【夏休み自由研究②】試してみよう!「命のうでわ」

2021年07月30日掲載

アフリカ・チャドのジハーム君。「命のうでわ」は赤色を指していて、栄養失調であることを示している © Charlotte Morrisアフリカ・チャドのジハーム君。「命のうでわ」は赤色を指していて、栄養失調であることを示している © Charlotte Morris

いま世界では、6秒に1人、5歳になる前の子どもたちが命を落としています(※1)。その理由に、「栄養失調(えいようしっちょう)」が関わっていることが多くあります。必要な栄養が足りないため、病気にかかりやすく、病気からの回復が難しいのです。

栄養失調の子どもたちは、急いで治療を受けなればなりません。治療が必要な子どもを探すときに使うのが、「命のうでわ」(※2)です。実物大の「うでわ」を作って、どのように測るのか試してみましょう。 

1:「命のうでわ」を作ってみよう。

子どもの栄養失調がどれぐらい深刻か、すぐに判断できる「命のうでわ」。生後6カ月から5歳の子どもたちの、二の腕(肩とひじの間)に巻きつけて測ります。実物大でプリントアウトして、切り抜いて作ってみましょう。 

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※A3の用紙に「100%」のサイズ設定でプリントアウトしてください。 

2:身近なものを測ってみよう。栄養失調の子どもの腕の太さと比べると?

ペットボトルのキャップ、指で作った輪、500円玉……。何色の太さでしょう? 腕の太さが赤色だと、とても危険な状態。いますぐ栄養失調の治療が必要です。 

【赤】11.5cm未満:重度の栄養失調です。
命の危険があり、すぐに入院して集中治療を始める必要があります。 

【オレンジ】11.5cm~12.4cm:中くらいの栄養失調です。
すぐに治療を始めないと、体重がさらに減り、体力も落ちてしまうおそれがあります。 

【緑】12.5cm以上:適切な栄養状態です。
子どもの栄養状態は良好です。 

3:ピーナツ味の栄養食? 子どもたちを守る方法とは。

栄養治療食を食べる、アフリカ・ブルンジの子ども © Alain Frilet栄養治療食を食べる、アフリカ・ブルンジの子ども © Alain Frilet

国境なき医師団は栄養失調の子どもたちに、必要な栄養素がバランスよく入った栄養治療食を提供します。この治療食は、空気が入らないようにしっかりと閉じて、2年間常温で保存ができます。電気もガスも水道も冷蔵庫もない場所でも、安全に食べられるようになっています。

ピーナツペーストや調整ミルク、成長に必要な栄養素でできており、1パックで500キロカロリーのエネルギーをとることができます。重度の栄養失調になると命の危険があり、集中治療を受ける必要があります。 

 比べてみよう!
栄養治療食1パックのカロリー(500キロカロリー)は、身近な食べ物と比べると、多い?少ない? ごはん1杯やバナナ1本、給食1食分などのカロリーを調べ、比べてみましょう。

※1:5歳未満児死亡数520万人 『Levels and Trends in Child Mortality 2019』(ユニセフ)
※2:上腕周囲径測定帯 MUAC (Mid-Upper Arm Circumference) 

【保護者の方へ】
こちらのページで、栄養失調に関する活動を紹介しています。合わせてご覧ください。