【夏休み自由研究①】調べてみよう! さまざまな病気を防ぐワクチン ~子どもたちのもとへ届くまで~

2021年07月30日掲載

ワクチンにはさまざまな種類があり、病気の予防や
重症化を防ぐ効果があります 🄫 MSFワクチンにはさまざまな種類があり、病気の予防や
重症化を防ぐ効果があります 🄫 MSF

世界中で大流行している、新型コロナウイルス感染症。現在はウイルスから命を守るワクチンが開発され、接種が進んでいる国もあります。でもワクチンが必要な病気を引き起こすのは、新型コロナウイルスだけではありません。世界には「はしか」や「マラリア」など、幼い子どもたちの命をおびやかす病気がいくつもあるのです。

予防接種は、子どもの命を病気から守るのに一番効果的な方法であり、世界どこの国で生まれた子も、必要な予防接種を受けられるべきです。でも実際には戦争が起きている地域に住んでいたり、とても貧しかったりと、さまざまな理由で予防接種を受けられない子どもがたくさんいます。

だれもがワクチン接種を受けられるようにするためにはどんなことが必要なのか、考えてみませんか? 

 調べてみよう!
・ワクチンで防げるのはどんな病気?
・あなたがこれまでに受けた予防接種の種類と回数を書き出してみよう。

【動画】国境なき医師団の予防接種チームになってみよう

ワクチンが子どもたちのもとに届き、接種されるまでには、ときに困難な状況に直面することも。その一例として、国境なき医師団がアフリカのとある村までワクチンを運ぶ様子を動画で見てみましょう。  


 考えてみよう!
・ワクチンを目的の場所まで届けるには、どんな苦労や工夫があったかな?
・移動にはどんな乗り物が使われていた?
・この動画を見て分かったこと、感じたことを書いてみよう。

ワクチン・予防接種をより多くの子どもたちに届けるために──3つのゴール

① 冷蔵庫がいらないワクチンを
ほとんどのワクチンは、常に2度~8度の低温で保管しなければなりません。冷蔵庫も電気もない地域で予防接種を行うには、クーラーボックスや氷で冷やしながら運ぶシステム「コールドチェーン(低温輸送システム)」が必要です。

② 全ての子どもに予防接種を
世界保健機関(WHO)がすすめる「推奨(すいしょう)ワクチン」を全て接種するには、1歳までに5回、予防接種に通わなければなりません。でも一番近くの病院まで何日も歩かなければならなかったり 、戦争で避難していたりして、ワクチンを受けられない子どもたちがたくさんいます。

③ 値段が高すぎないワクチンを
一人当たりの推奨ワクチンは、2001年から13年間で約68倍も値上がりしました。推奨ワクチンの数が増え、新しく加わったワクチンの価格がとても高いためです。貧しい人たちはその費用を出すことが難しく、病気の予防接種を受けられない人が大勢います。

【図】ワクチンが人びとのもとへ届くまで

下の図は、国境なき医師団が皆さまから寄せられた寄付で購入したワクチンが、長い道のりを経て、予防接種会場まで運ばれ、子どもたちに届けられるまでを表わしています。途中には、4輪駆動車さえも立ち往生してしまうような悪路や、低温での保管が必要なワクチンには大敵の、しゃく熱の気候が待ち受けていることも。さまざまな困難を乗り越え、今日も子どもたちのためにワクチンを届けます。  

【図をクリックして拡大】【図をクリックして拡大】

【保護者の方へ】
こちらのページで、ワクチン・予防接種に関する活動を紹介しています。合わせてご覧ください。