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【ランセット誌】結核に苦しむ子どもと青少年を取り残さないために
2023年09月20日学術誌The Lancet Child & Adolescent Healthに掲載された国境なき医師団(MSF)と複数のパートナー団体による共著のコメンタリーでは、結核の予防、診断、治療において、子どもと青少年ではこれらの対応が不十分であることを浮き彫りにしている。
こうした格差は、子どものニーズに適合した診断ツールの欠如や、結核医療が一次医療プログラムやサービスに十分に組み込まれていないことが原因となっている。また、ギャップを埋めるためには、政治の強い意思、資金の投資、説明責任の確保が必要である。MSFは2023年9月の国連総会会期中に開催される結核に関するハイレベル会合にて、子どもと青少年の結核が歴史的に軽視されてきた実情を覆し、不必要な死を防ぐために、参加各国がこれらの措置を講じることを期待する。
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