イベント報告

【イベント報告】JOURNEY TO YEMEN——イエメンコーヒーでつながる世界

2026年03月25日
「『モカコーヒー』の『モカ』は、イエメンの地名(モカ港)からきているなんて知らなかった!」という声が多く聞かれました © MSF
「『モカコーヒー』の『モカ』は、イエメンの地名(モカ港)からきているなんて知らなかった!」という声が多く聞かれました © MSF

国境なき医師団(MSF)は、2月2日(月)から14日(土)まで、沖縄・那覇市内にて開催された写真展「JOURNEY TO YEMEN—イエメンコーヒーでつながる世界」に企画協力しました。本イベントは沖縄県各地で開催された「ミチシルベ2026」の関連イベントとして、主催のミチシルベ実行委員会にお声がけいただき、ホテル アンテルーム 那覇のご協力により、海に面したギャラリースペースでの開催が実現しました。

日本国内だけでなく、台湾、香港、シンガポール、ウクライナなど、海外から渡航された方も多く、1万4000人以上の方が来場。料理や建築などイエメンの人びとの日常をとらえたドキュメンタリー写真家森佑一さんの写真や、美しい生活雑貨の展示、豊かなモカコーヒーの香りを楽しみながら、旅をするようにイエメンの人びとの温かな心に触れ、危機にある人びとに思いを寄せました。

2月11日にはギャラリースペース内にてトークイベントも開催。沖縄県出身のMSF産婦人科医・濱川伯楽と、写真家の森佑一さん、イエメンコーヒーの輸入販売を手掛けるモカ・オリジンズ代表のアルモガヘッド・タレックさん、YAMADA COFFEE OKINAWA代表の山田浩之さんが登壇。医療、写真、コーヒー。それぞれの現場から見たイエメンのいまと、私たちにできることについて語り合いました。

タレックさん、山田さんが淹れたコーヒーの香りに包まれ、心が開かれたひとときでした © Yuichi Mori Photography
タレックさん、山田さんが淹れたコーヒーの香りに包まれ、心が開かれたひとときでした © Yuichi Mori Photography

 イエメンでは2015年から続く内戦で、沖縄県の人口のおよそ3倍にあたる480万人*以上が家を追われ、医療施設の約半数が一部または完全に機能停止となっています。母子保健サービスを提供しているのはわずか20%。妊産婦死亡率は世界最悪の水準となっています。  *2025年1月現在 国連難民高等弁務官事務所

(写真左)紅海に沈む夕陽を見つめるモカのMSF助産師たち © Julie David de Lossy/MSF<br> (写真右)間もなく夕陽が沈む沖縄の海と空と重なり、イエメンの人びとに心を寄せる会場の皆さんとの思いがつながった時間となりました © MSF
(写真左)紅海に沈む夕陽を見つめるモカのMSF助産師たち © Julie David de Lossy/MSF
(写真右)間もなく夕陽が沈む沖縄の海と空と重なり、イエメンの人びとに心を寄せる会場の皆さんとの思いがつながった時間となりました © MSF
© Yuichi Mori Photography
© Yuichi Mori Photography

2月14日に沖縄国際大学で開催された「ミチシルベ2026」は、世代やセクター、地域を越えて多様な人びとが集い、響きあって心地よい未来へそれぞれの一歩を踏み出すことを目的とし、さまざまなジャンルで活躍する登壇者によるトークセッションや、組踊や平和劇といったエンターテイメント、マルシェやツアーなどが開催されました。
写真家森佑一さんとMSF広報部スタッフによるトークセッション「境界を『共界』に!-想像力でつくる未来」も開催され、それぞれにできる国際貢献の新しいカタチについて考える時間となりました。

今後もさまざまなイベントを企画しています。会場で皆さんとお会いできるのを楽しみにしています。

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