イスラエル軍のガザ攻撃再開で国境なき医師団のスタッフに10人目の犠牲者
2025年03月24日国境なき医師団(MSF)は、パレスチナ・ガザ地区中部デールバラハでMSFの同僚アラア・アブデルサラーム・アリ・オカルの自宅がイスラエル軍に空爆され、彼が殺害されたことに衝撃を受け、悲しみに暮れている。
アラア・オカルは停戦が突然破られイスラエル軍が攻撃を再開した3月18日早朝に、ガザ地区の数百人の人びととともに命を落とした。さらに数百人が負傷している。
彼は2024年9月にランドリー担当者としてMSFに加わり、デールバラハにあるMSFの仮設病院で、医療を必要とする人びとを支える重要な役割を担ってきた。29歳だった。MSFはこの悲劇的な出来事に際し、彼の家族、そしてガザ地区の同僚ら全員に心を寄せている。
2023年10月のガザでの紛争激化から、MSFの同僚として10人目の犠牲者となった。MSFは同僚の殺害を強く非難し、市民の尊重と保護を改めて求める。
