ガザ南部での攻撃で国境なき医師団のスタッフが死亡──民間人の保護および即時停戦を

2024年10月28日

イスラエル軍の攻撃が続くパレスチナ・ガザ地区南部ハンユニスで10月24日、国境なき医師団(MSF)のスタッフであるハサン・サバハが、親族と滞在していた建物で攻撃を受け死亡した。ガザ保健省によると、この攻撃で少なくとも33人が死亡、その中には14人の子どもが含まれている。

MSFは彼の死を悼むとともに、この殺害を強く非難する。

ハサン・サバハ © MSF
ハサン・サバハ © MSF

41歳だったハサンは2019年4月からMSFに参加、妻と7人の子どもがいた。
 
昨年10月の紛争激化以来、ガザで殺害されたMSFスタッフはハサンで8人目であり、この2週間で2人目の犠牲者となった。
 
イスラエルは紛争を通じて、ガザの人びとの命を根本的に無視し続けている。このような事態は今すぐに止めなければならない。
 
MSFは改めて民間人の保護を求めるとともに、即時かつ持続的な停戦を訴える。

ハサンが着用していたMSFのジャケット。攻撃後に発見された © MSF
ハサンが着用していたMSFのジャケット。攻撃後に発見された © MSF

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