事務局からのお知らせ
【参加者募集】オンラインイベント「いまこそ、国境を越える想像力を。」
2020年10月20日新型コロナウイルス感染症の流行で世界中が多大な影響を受け、日本でもステイホームを強いられ、医療崩壊のリスクや部資不足を経験しました。一方、世界の人道危機の現場では、新型コロナウイルスの流行以前から医療施設が破壊され医療を受けられない、ステイする安全な家がない、物資が足りなくて命を落とす人びとがいます。
新型コロナウイルスの脅威を全世界で共有したいまこそ、国境を越えた想像力を働かせ、人道危機に直面しながら暮らす声なき人びとに思いをはせてほしい——。そんな願いを込めて行っている「いまこそ、国境を越える想像力を。」キャンペーンの一環として、オンラインイベントを実施します。
オンラインイベントには、イエメン、シリア、南スーダンなどの人道危機の現場で豊富な活動経験を持つ外科医、薬剤師、プロジェクト・コーディネーターが登壇。司会は、紛争地で手術室看護師として活動経験のある白川優子が務めます。
第一部は、スタッフが日本から持参して役だった物や活動地での食べ物など、現地での「日常」について、視聴者参加型でお届けします。第二部は、紛争地で起きている人道危機の現状や人びとへの影響についてお話していきます。
開催日時 | 2020年11月19日(木)19:00~20:30 |
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参加費 | 無料 |
お申し込み | 参加申込の受付は終了しました。 ※申込締切:2020年11月19日(木)12:00 ※お問い合わせ:event@tokyo.msf.org |
第一部 派遣者に聞く 持ち物や食べ物のリアル ~活動地での日常~
時間:30分
食べ物や持ち物など、活動地の生活で印象に残ったものや、役立ったものなどを紹介しながら、現地の状況や人びとの生活についてお伝えします。視聴者の皆さまから、「これが聞きたい」というテーマを受け付けたり、質問にもお答えしたりしますので、ぜひお気軽にご参加ください。
予定トピック
● 活動地への持ち物
● 印象に残っている食べ物
● リラックスグッズ など
第二部 紛争地で生きる人びとのリアル ~想像力の、その先へ~
時間:40分+質疑応答20分
「医療崩壊」「ステイホーム」「物資不足」…新型コロナ禍でよく耳にするようになったこのキーワードを軸に、新型コロナ流行以前から続いている、紛争地で暮らす人びとの生活や医療の現状についてお伝えします。登壇者はそれぞれの活動経験を元に、現場で直面した状況やジレンマ、国境なき医師団(MSF)の活動について語ります。
予定トピック
● 以前から起きている 「医療崩壊」
● 安全な家がない 「ステイホーム」
● コロナ以外の脅威 「感染症」
● 救えるはずの命が危険に 「物資不足」
● 質疑応答
※時間の都合上、すべての質問にはお答えできかねる旨、予めご了承ください。
配信ツール:YouTube Live
※当日の16時~17時頃に参加用のURLをメールでお送りします。
※質問はYouTube Liveのチャットへ書き込む形で受け付けます。質問を書き込むためにはYouTubeに登録する必要があります。(登録をしなくても視聴は可能です)
登壇者プロフィール
※緊急派遣により、登壇者は変更になる可能性があります。
安藤 恒平(あんどう こうへい)
九州大学医学部卒。在籍中より大学の枠を超えて医学の研鑽を積み、卒業後は九州大学医学部心臓血管外科を始めとして、国内各地で外科、整形外科、救急科、内科と、いずれも親身な指導を受ける。2011年よりMSFの活動に参加し、ナイジェリア、イエメン、シリア、など計9回の派遣を経験。現在は甲府の貢川整形外科病院にて脊椎外科診療に従事。2014年3月より国境なき医師団日本の理事、2016年3月より2018年3月まで副会長を務める。
■安藤の活動体験談はこちら
神田 紀子 (かんだ のりこ)
東京薬科大学卒業後、製薬企業勤務、調剤薬局にて薬剤師として勤務。その後、夫の転勤でフランス在住、国境なき医師団の活動を知る。2008年よりMSFの活動に参加し、エチオピア、ブルキナファソ、チャド、コートジボワールなどこれまでに計14回の派遣を経験。フランス語圏での活動も豊富なほか、内戦時のシリアでの援助活動など、緊急プロジェクトにも参加している。
■神田の活動体験談はこちら
落合 厚彦 (おちあい あつひこ)
1986年に早稲田大学卒業後、主にラジオ番組制作業務に従事。ロジスティシャン(物資調達、施設・機材・車両管理など幅広い業務を担当)として2008年よりMSFの医療・人道援助活動に参加。これまでアフリカ、中東を中心に計20回のプロジェクトに参加し、欧州の事務局や日本の自然災害のプロジェクトにも従事してきた。2017年以降はプロジェクト・コーディネーターとして活動。
■落合の活動報告はこちら
白川 優子 (しらかわ ゆうこ)
7歳の時にテレビで観たMSFに感銘を受ける。坂戸鶴ヶ島医師会立看護専門学校卒業後、埼玉県内の病院で外科、手術室、産婦人科を中心に約7年間看護師として勤務。2003年にオーストラリアに渡り、2006年にオーストラリアン・カソリック大学看護学部を卒業。その後約4年間、メルボルンの医療機関で外科や手術室を中心に看護師として勤務。2010年、MSFに参加。2018年7月、初の著書『紛争地の看護師』(小学館刊)を上梓。同年10月よりMSF日本のフィールド人事部にて海外派遣スタッフの採用業務に従事。
■白川の活動体験記はこちら