手術室看護師
自然災害や紛争などで外傷を負った人びとへの手術や、医療を受ける機会が乏しい地域で病気に苦しみ、外科治療を必要としている人びとへの手術を行うプログラムに参加し、幅広い分野の手術に対応します。
現地での手術室看護師などの採用、日常の業務指導やトレーニングの企画・実施、薬剤資材の発注や在庫管理も任されます。手術室だけでなく、回復室や医療器材の滅菌を担当するチームのマネジメントも重要な業務となります。
また、定期的に業務に関するレポートを提出します。24時間オンコールとなる場合もあります。
派遣期間の目安は6カ月からです。
- ※国境なき医師団(MSF)では、准看護師は募集していません。
【緊急募集】2024年10月~12月ごろより活動可能な手術室看護師を募集
MSFでは現地で活動する手術室看護師を通年募集していますが、現在、手術室看護師のニーズが急速に高まっています。
このため、2024年10月~12月ごろより6カ月以上活動できる手術室看護師を緊急募集しています。
以下の募集要項をご参照の上、ご関心のある方はぜひご応募ください。
- 応募締切:緊急募集のため早めの応募をお願いします。応募された方より順に選考プロセスを開始します。採用が決まり次第、募集は終了となります。
- ※この派遣に限らず、手術室看護師は通年募集しています。
- 言語:英語・フランス語の両言語を話せる方(通年採用では英語のみでも応募可能)
- 出発時期:2024年10月~12月(ニーズの変更や、ビザ取得の日数次第で、出発時期が前後する可能性があります)
- 派遣期間:出発日より約6カ月以上
- ※派遣前に研修を受けていただく必要があります。場所や日程は採用プロセスの過程で詳しくご説明します。
- 手術室看護師の主な業務内容、応募条件や応募書類・応募方法は本ページ内に記載しています。
- 応募から派遣までの流れはこちら
- 待遇と諸制度はこちら
- お問い合わせ・個別相談:この募集に関するご質問はrecruit@tokyo.msf.orgまでお送りください。緊急募集に応募をご検討の方にオンラインでの個別相談も受け付けています。ご希望の方はこちらよりお申し込みください。
主な業務内容
- 幅広い外科的手術における直接・間接介助(主に現地スタッフへの指導・監督)
- 外科チームによる術前・術後の回診のサポート(手術スケジュールの決定や術後経過観察など)
- 手術部全体(回復室を含む)のチームのマネジメントと現地スーパーバイザーの育成
- 手術部に関わるスタッフへの感染管理のトレーニング
- 現地の手術室看護師や滅菌技師、クリーナーの採用業務
- 滅菌技師に対し、MSFガイドラインに基づいた器具洗浄・滅菌方法・オートクレーブの扱いに関する指導
- プロジェクトによりマスカジュアルティ・プランに対するスタッフのトレーニングの実施
- 他部署間の連携とサポート
- プロジェクトにおける手術器具・機械や薬剤など資材の発注や在庫管理
- 活動レポートの提出やデータ管理(患者ファイル、用紙、統計、データベースなど)
- 外科病棟の管理を兼任することもあり
応募条件
経験・スキル
- 必須求める人物像に記載されている資質を参照
- 必須4年以上の手術室での臨床経験(1年以上の中断がないこと)
- 必須産科、整形外科、一般外科など幅広い手術の直接・間接介助経験
- 必須手術器具の滅菌経験
- 必須マネジメント・監督・教育の経験
- 必須英語またはフランス語で業務ができること
- 歓迎小児外科または小児科の経験
- 歓迎血管系手術の経験
- 歓迎病棟経験
応募書類
MSFの海外派遣への応募書類は、下記の専用フォームで受け付けています。 履歴書(英語自由形式)、志望動機書(英語自由形式)、各職種の必要書類をご確認いただき、ダウンロード、ご準備のうえ、下記専用フォームにてご応募ください。
-
①
履歴書(英語自由形式)
-
②
志望動機書(英語自由形式)
- ③
- ※書式自由の履歴書については、こちらの例を参考に作成してください。
手術室看護師の仕事
医療ガイドライン
必須医薬品、臨床ガイドライン、難民の健康、結核、産科学など途上国での医療活動に必要な臨床や薬品に関する情報をウェブサイトで公開しています(英語)。PDFや電子書籍のほか、スマホアプリでも配信中です。書籍は説明会会場で閲覧できます。
海外派遣スタッフの声
海外派遣スタッフはなぜ国境なき医師団の活動に参加したのでしょうか。派遣地で経験した業務や生活はどのようなものでしょうか。国境なき医師団日本から派遣された手術室看護師の声をお届けします。
-
国境なき医師団で看護師として働く魅力とは? 5人の日本人看護師が語るリアル(後編)
- 海外派遣スタッフ体験談
- 看護師
-
国境なき医師団で看護師として働く魅力とは? 5人の日本人看護師が語るリアル(前編)
- 海外派遣スタッフ体験談
- 看護師
-
趣味にはまり何度か挫折も……回り道したけれど「海外で働く」夢をかなえた看護師の道のり
本川 才希子
- 活動地
- 南スーダン
- 活動期間
- 2020年7月~2021年3月
- 海外派遣スタッフ体験談
- 手術室看護師
- 南スーダン
-
言葉が通じなくても 忘れられない現地スタッフ、患者さんとの交流
木村 与志子
- 活動地
- イラク
- 活動期間
- 2019年1月~4月
- 海外派遣スタッフ体験談
- 手術室看護師
- イラク
-
手術室をたった1日で!? 困難をチームで乗り越える
大竹 優子
- 活動地
- イエメン
- 活動期間
- 2018年7~9月
- 海外派遣スタッフ体験談
- 手術室看護師
- イエメン
-
地雷でけがした少年、生きられない赤ちゃん…苦渋の決断に悔しい思いも:大竹 優子
大竹 優子
- 活動地
- イエメン
- 活動期間
- 2018年7月~2018年9月
- 海外派遣スタッフ体験談
- 手術室看護師
- イエメン
- ©Malak Shaher/MSF