【特集】東日本大震災から10年 被災地への思いをつなぐために、いま伝えたいこと

2021年03月10日掲載

東北地方を中心に未曽有の被害をもたらした東日本大震災。国境なき医師団(MSF)は、被害に遭われた皆さまに心を寄せるとともに、被災地の復興に尽力されている方々に深く敬意を表します。10年を経た大震災の記憶をつなぐため、本特集を企画しました。

【クリックして拡大】【クリックして拡大】

MSFは大地震の発生直後に緊急援助プロジェクトを立ち上げ、被災地での医療活動を開始しました。特に重点となったのは、岩手県宮古市にある診療所への支援と、宮城県南三陸町での心のケアの活動です。

地元の方々、そして活動に携わったスタッフらがそれぞれの視点から、これまでの思いや10年という時を経て見えてきたことを語ります。

災禍に見舞われ、避難所生活を余儀なくされた人びとの間で、ニーズが高かったのが心のケアです。震災後に現地入りして以来、被災者とそれぞれ向き合ってきた臨床心理士の2人が、この10年を振り返りながら、災害時に必要となる心のサポートやいま注目のアプローチについて語ります。

岩手県宮古市の北部に位置する田老地区は、MSFが震災直後から活動した地域の一つ。地震と津波によって全壊した田老診療所の医師と看護師は、住民のために避難所で診察を続けていました。この10年の歩みはどのようなものだったのか、診療所の方々に聞きました。

震災発生の翌日、MSFはかろうじてヘリを手配し、先遣チームを被災地へ──。突如国内プロジェクトを始動した東京の事務局では、次から次へと湧き上がる課題の解決に尽力しました。世界各地で展開するMSFにとっても変革の契機となった震災での活動を、当時のメンバー4人が語り合います。

関連情報