新型コロナウイルス:長崎に停泊していたクルーズ船での医療援助活動を終了

2020年06月02日掲載

国境なき医師団(MSF)は、長崎市に停泊中に新型コロナウイルスの集団感染が発生したイタリア籍クルーズ船「コスタ・アトランチカ」の乗員に対する医療援助活動を5月30日に終了した。 

仮設診療施設で患者を診察したMSFスタッフ © MSF仮設診療施設で患者を診察したMSFスタッフ © MSF

船は31日に出港

MSFは同船内に残っている乗員に対する長崎県の医療援助活動を支援するため、医師1人、看護師2人、プロジェクト責任者1人の計4人のチームを派遣し、5月8日から活動してきた。

現場では船外に設置された仮設診療施設を拠点に、県内外からの派遣医療チームや自衛隊、他NGOなど、複数の救護チームがシフトを組んで24時間体制で医療援助活動を行った。MSFスタッフも患者発生時の対応フローなどに従い、船外での診療、救急搬送のサポート、1日で90人を超える大規模PCR検査の支援などにあたった。 

PCR検査を行うMSFスタッフ=写真提供:厚生労働省DMAT事務局 小早川義貴医師PCR検査を行うMSFスタッフ=写真提供:厚生労働省DMAT事務局 小早川義貴医師

同船は、船の運航管理に必要な乗員の陰性が確認され、5月31日に長崎港を出港した。

MSFの緊急援助コーディネーターを務める井田覚は、「長崎県による医療援助活動の一端を担うことができ、船の出港を無事見送ることができました。MSFは引き続き国内外で新型コロナウイルス感染症への緊急対応を継続してまいります」と述べている。 

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