7人の子どもを置いて故郷を逃れた あるロヒンギャ家族の証言

2018年08月25日

2017年8月、ミャンマー軍が、イスラム系少数民族「ロヒンギャ」の人びとを狙った「掃討作戦」を展開しました。

8人の子どもがいるアブーさん家族も、ロヒンギャです。暴力が広がり、村人が刺されたり、家に火をつけられたりするようになりました。

家族が一番心配だったのは下半身まひの娘(11)のこと。「戦闘が悪化したら、避難がもっと難しくなる。父さんと母さんは先に逃げて」という息子の言葉もあり、アブーさんは、妻サラさんと共に下半身まひの娘だけを連れて、先にバングラデシュに逃げることにしました。

でも、8番目の末娘、ラシダさんは高熱がありました。どうしても、一緒に逃げることができませんでした。

サラさんの思いはーーー。

母は7人の子どもを残して故郷を逃れた

半身まひの姉(11)を連れて、先にバングラデシュに逃げることになったアブーさんと妻サラさん。

8人兄弟の末娘ラシダさん(8歳)は、高熱があり一緒に逃げられませんでした。

ラシダさんも、「二度と会えないかもしれない」と、他の家族と同様に覚悟しました。

でも、思いは強くなる一方です。

「家族に会いたい」

アブーさん一家は再会できるのでしょうか。

ロヒンギャの人びとの運命は。

残された娘 両親を探して

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