南スーダン:10日間で125人がレイプ被害 10歳未満の少女も

2018年12月07日掲載

キャンプ外で食糧などを調達するため、長距離を歩く国内避難民の女性ら
(南スーダン北部ベンティウで2017年9月27日撮影、資料写真)© Peter Bauzaキャンプ外で食糧などを調達するため、長距離を歩く国内避難民の女性ら
(南スーダン北部ベンティウで2017年9月27日撮影、資料写真)© Peter Bauza

国境なき医師団(MSF)は11月最終週、内戦が長引く南スーダン北部でレイプ被害者の女性125人を北部の都市ベンティウで治療した。食糧支援を受けるため徒歩で移動していたところ、男らに襲われたという。

MSFの診療所で対応にあたった助産師、ルース・オケロは「妊婦も被害に遭っていたほか、10歳未満の少女や65歳を超える女性もいました」と話す。

襲撃が発生したのは、11月19日からの10日間。被害女性らはレイプだけでなく、むちで打たれたり、殴られたり、棒や銃床で叩かれたりしていた。さらには、金銭や衣類、食糧配給を受けるためのカードまで強奪された。

南スーダンでは、食糧配給を求めて徒歩移動する人びとの増加に伴い、こうした性暴力の被害件数が急増している。女性たちは身の安全のため大勢で歩いていたが、それを上回る人数の集団に襲撃されたという。

「3年以上にわたる活動で、性暴力被害がこれほど劇的に増えたのは初めてです。今年初めから10ヵ月間の性暴力被害者数は104人でした。それが、過去1週間だけで125人も援助しているのです」(オケロ)

南スーダンを担当するMSFオペレーション・マネージャー、アッケ・ブーレはこう指摘する。
「こうした凄惨な暴力は、南スーダンの避難民が極めて危険な生活を強いられていることの表れです。食糧配給などの人道援助を安全に受けられるよう、大人も子どもも保護しなければなりません」 

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