流行から1年のエボラ出血熱 大都市ゴマで2人目の感染が確認

2019年08月01日掲載

MSFはコンゴ民主共和国でエボラ流行対応を続けている © Pablo Garrigos/MSFMSFはコンゴ民主共和国でエボラ流行対応を続けている © Pablo Garrigos/MSF

国境なき医師団(MSF)は、コンゴ民主共和国(以下コンゴ)東部、北キブ州の州都ゴマで7月30日(現地時間)、同市で2例目となるエボラ出血熱の感染患者を受け入れた。コンゴはちょうど1年前の8月1日にエボラの流行宣言が出され、抑え込みができないまま、これまでに1700人以上がエボラに関連して命を落としている。 

都市での流行が懸念に

北キブ州で感染予防活動をするMSFスタッフ © Alexis Huguet北キブ州で感染予防活動をするMSFスタッフ © Alexis Huguet

コンゴ保健省の情報では、この患者はラボ検査の結果、陽性と判明し、エボラウイルスへの感染が確定された。ゴマのMSFエボラ治療センターでは訓練されたスタッフを準備して最良の医療ケアができる体制を整えており、受け入れた患者の治療に当たっていたが、残念ながら約26時間後の7月31日に亡くなった。

ゴマは110万人が暮らす大都市で、7月17日(現地時間)に最初の確定症例が発生した。世界保健機関(WHO)はこうした状況を受け、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)」を宣言した。流行から1年の節目で、大都市ゴマで2例目の感染が発生したことで、状況はさらに懸念されている。ゴマでのエボラ対応の拡大が必要だ。MSFは現地保健省と協力し、状況のモニタリングと対応を続けていく。

コンゴのエボラ出血熱のこれまでの情報まとめは⇒エボラ出血熱で「緊急事態宣言」 地域の医療施設や住民との連携が必須
 

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