イベント報告

【イベント報告】「医師だけでは、足りない。国境なき医師団で欠かせない非医療系の仕事とは?」

2022年12月24日
「国境なき医師団の魅力をひとことで教えてください」 © MSF
「国境なき医師団の魅力をひとことで教えてください」 © MSF
国境なき医師団(MSF)は、12月10日にオンライントーク「医師だけでは、足りない。国境なき医師団で欠かせない非医療系の仕事とは?」を開催しました。

人事・財務を司るアドミニストレーターや、物資調達などを担うロジスティシャンといった、MSFの海外派遣スタッフの半数を占める非医療系の仕事について、現場で活動するスタッフがそれぞれの経験や仕事の魅力、直面した困難などを語りました。

サービス業、広告代理店、パイロットなど様々な職種から転身した海外派遣スタッフからは、多国籍のスタッフと働くためのチームマネジメント、家族の理解を得ることの難しさ、語学の習得方法など、多く寄せられる質問についてそれぞれの体験にもとづいたアドバイスがありました。
 
ロジスティシャンとして活動する大西は、初めてのウガンダへの派遣を思わず躊躇したときの思いについても語り、「『勇気をもって一歩踏み出せば、今までになかった世界が広がる』と言われ、実際に一歩踏み出してみて、MSFには決断を後悔しないものがあると確信した」と話しました。
 
参加いただいた方からは「怖いという思いがハードルになっていたので、大西さんの話が参考になった」とのコメントもいただきました。
 
トークイベントの録画は以下より視聴できます。ぜひご覧ください。(再生時間:約120分)

スピーカー

大西 基弘 ロジスティシャン
輸送機のパイロットからMSFに転身。ウガンダでは難民キャンプで配布する救援物資の調達や、緊急の医療施設の建設などに携わった。
上西 里菜子 プロジェクト・コーディネーター
2012年にMSFに参加して数々の現場を経験し、プロジェクトを統括するリーダー職であるプロジェクト・コーディネーターを務める。
辻 直行 アドミニストレーター
50代で広告代理店からMSFに転身。これまでにアフリカのリベリアとマラウイで、アドミニストレーターとして財務・人事を担った。
 
吉田 由希子 ロジスティシャン
ホテル業界などを経てMSFへ。アフリカ、アジアで12回の派遣を経験し、医療施設の建設などさまざまなロジスティック業務に携わった。

【特設サイト】医師だけでは、足りない。あなたの力が必要です。

MSFの活動に欠かせない非医療職の募集内容や求められる力、スタッフの思いを特設サイトで紹介しています。

・MSFの非医療の職種とは?
・どんな思いでMSFへ? スタッフインタビュー
・多国籍チームの現場で求められる力とは
・派遣中の待遇や住居、安全管理は?

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