【動画】アフガニスタン地震:「人びとはすべてを失い、追い詰められている」──大規模な地震と余震の中で

2023年10月28日
ヘラート地域病院の医療テントで治療を受けたモハメドさん(左)と彼の孫=2023年10月12日 Ⓒ Paul Odongo/MSF
ヘラート地域病院の医療テントで治療を受けたモハメドさん(左)と彼の孫=2023年10月12日 Ⓒ Paul Odongo/MSF

10月7日以降、3度の強い地震に襲われたアフガニスタン西部のヘラート。規模の異なる余震もたびたび発生し、人びとは恐怖と不安の中で暮らしている。

国境なき医師団(MSF)は、ヘラート地域病院で大勢の負傷者に対応する治療キットを寄贈。病院の敷地内には10張りの医療テントを設置し、地震発生の直後から負傷者を受け入れた。
 
最初に地震が起きた7日には約540人の負傷者が病院で治療を受け、11日の地震後には126人、15日の地震後には167人が治療を受けた。地元当局は死者数を約2000人と推定しているが、正確な数字は不明のままだ。 

自宅だった場所のがれきを掘り起こす、アブドゥル・サラームさんと彼の母親=2023年10月12日 Ⓒ Paul Odongo/MSF
自宅だった場所のがれきを掘り起こす、アブドゥル・サラームさんと彼の母親=2023年10月12日 Ⓒ Paul Odongo/MSF

患者のほとんどは軽度から中程度の負傷で、心のケアのニーズが最も高い。多くの人が家族や家、財産を失い、それぞれの村で唯一の生存者となっている場合もあるためだ。
 
MSFのプロジェクト・コーディネーターを務めるリーザ・マッハイナーが、現地の状況を伝える。

命を救う活動を、どうぞご支援ください。

寄付をする

※国境なき医師団日本への寄付は税制優遇措置(寄付金控除)の対象となります。

この記事のタグ

関連記事

活動ニュースを選ぶ