気候変動
基本情報
気候変動が健康に及ぼす影響は、すでに世界各地で大きな問題となっています。
国境なき医師団(MSF)が活動する地域も例外ではありません。気候の変化の影響を特に受けやすい場所があり、そこには基礎医療にアクセスしにくい人びとが多く暮らしています。
つまり、温室効果ガス排出の責任をほとんど負わない人びとが、人道危機や医療上の影響を最も強く受けているのです。
しかも、これまでの科学的知見によれば、今後さらに気温や海面上昇が進み、激しい異常気象がより多くなることが明らかとなっています。
異常気象
異常気象の頻度や規模が増すことで、けがや感染症、栄養失調のリスクが高まっています。
洪水、ハリケーン、サイクロンといった気象災害によって住まいを失ったり、離れざるを得なくなったりした結果、何百万もの人びとが避難生活を余儀なくされています。
南スーダンのオールド・ファンガクでは大規模な洪水が繰り返し起きて、MSFが援助活動をしてきました。周辺の村々が水没し、多くの住民が自宅を離れざるを得ない状況です。
栄養失調
気温の上昇、熱波、干ばつ、洪水の増加は、MSFが活動する多くの地域で栄養失調に深刻な影響を及ぼしています。
ニジェールの首都ニアメでは、雨による洪水で作物が失われ、過去2年間にわたって栄養失調の症例が増えました。
また、マダガスカル南部では、何年にもわたる干ばつによって食料を十分に確保できない状況が続いています。家族全体が極度の貧困に追い込まれ、数千人の子どもが重症になるなど深刻な栄養危機が起きています。
マラリアとデング熱
気温の上昇や降雨パターンの変化により、マラリア、デング熱といった感染症を媒介する蚊はこれまで以上に繁殖しやすくなったうえ、生息できる地域も広がりました。
その結果、より多くの人びとが命に関わる感染症にさらされています。
コンゴ民主共和国では、マラリアによる年間の死者数は、紛争、髄膜炎、コレラ、はしか、呼吸器疾患をすべて合わせた数の4倍にも上っています。
暴力と紛争
アフリカのサヘル地域一帯では、気候変動により、農民が利用できる土地と、家畜を放牧する牧畜民とのバランスが崩れています。
資源をめぐる競争に加え、当局が土地利用の調整をできていないことが両者の対立を招き、地域全体の暴力や治安不安を悪化させているのです。
紛争が生じることで、人びとが住み慣れた土地から避難するしかない事態にもつながっています。
© Claudia Blume/MSF
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