【動画】それでも、生きる──ガザで避難生活を送る母娘たち
2025年06月06日「コップをまとめて整理して。台所があった時のようにね」
パレスチナ・ガザ地区のテントで避難生活を送る家族の祖母、ハナンさんは子どもに語りかける。
2023年10月から今年1月までの間に、ガザでは人口のおよそ9割に当たる190万人以上が避難を強いられた。
北部のベイト・ラヒヤでは、イスラエルの空爆によってほとんどの住民がすべてを失った。国境なき医師団は2025年3月、この地のテントで肩を寄せ合い暮らす5人の女性たちを撮影した。
ハナンさんは、こう問いかける。
「世界中の人たちはこの状況を知っているはずです。皆さんはこんな暮らしに耐えられますか」と──。
#人道援助は紛争の道具じゃない
パレスチナ・ ガザ地区で、イスラエルと米国が「人道援助」を管理する計画を進めています。国境なき医師団(MSF)は、人びとの命を守るための援助は、政治や紛争の道具にされるべきではないと訴えます。
MSFは、ガザの人びとの尊厳を守り、安全に継続して、必要な物資や医療などの援助を届けること。そして即時かつ持続的な停戦を求めています。ガザで起こっていることを知り、一緒に声をあげましょう。
皆さんがガザの状況を知り、ともに考え、伝えることが、変えるための第一歩に──。ぜひ、見て、知って、周りの人にシェアしてください。