【動画】医療施設が破壊されたガザ北部──部分再開した病院を国境なき医師団が支援

2025年03月14日

パレスチナ・ガザ地区では、1月の停戦発効後、多くの人が北部へと戻った。
紛争で全ての医療施設が破壊されたこの地域で、国境なき医師団(MSF)は3月4日から、部分的に再開したインドネシア病院の診療所の支援を始めた。

停戦後人びとが戻ったことで、症例が70~80%増加

国境なき医師団 看護師・サナベル・スレイマン
国境なき医師団 看護師・サナベル・スレイマン
停戦合意から約2カ月ガザ北部へ戻った人びとは今も十分な医療を受けられていません。
ジャバリアや北部の全ての医療施設は、この紛争で破壊されました。

医療サービスがないので、人びとは私たちを頼ってきました。

停戦後人びとが南部から北部へ戻ってきたことで、症例が70〜80%増えました。
複数の患者のやけどの処置を、同じベッドで次々とと行わなければならないほどです。

例えば身体のけがでは、足の骨折・切断手術など、処置や理学療法をはじめ、心理的サポートが必要な患者もいます。

靴がなく足にけがをする子どもたちも多くて、感染した傷の治療を必要としています。

避難所・医薬品・食料・水など、多くの物資が不足しているガザ北部。
 
国境なき医師団は、人道援助のためのアクセスを妨げないようイスラエルに求めている。

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