海外派遣スタッフ体験談

臨床経験、指導経験、海外経験が活きる

竹中裕

ポジション
産婦人科医
派遣国
シエラレオネ
活動地域
ボー
派遣期間
2012年11月~2013年2月

Qなぜ国境なき医師団(MSF)の海外派遣に参加したのですか?

小さいころから(学校や家庭などで)、「困っている人を見かけたら助けてあげなさい」と教えられてきたから。

Q今までどのような仕事をしていたのですか?どのような経験が海外派遣で活かせましたか?

日本の病院で産婦人科医として働いています。人生のすべての経験を活かせたと思いますが、特に、1.産婦人科医としての臨床的な経験、2.後輩を指導してきた経験、3.途上国を含むこれまですべての海外旅行経験が役立ったと思います。

Q今回参加した海外派遣はどのようなプログラムですか?どのような業務をしていたのですか?
手術室の様子

現地の保健省の管轄ではなく、MSFが運営する病院で、産科と小児科のケアを行うプロジェクトでした。産科医が3人、小児科医5人、MSFスタッフが全部で30人前後という大所帯でした。

僕の仕事は、回診、分娩や帝王切開などの臨床的産科業務、現地のCHO(clinical health officer: 医師と看護師の中間的資格)や医師に対するトレーニング(主に帝王切開)、当直でした。

Q週末や休暇はどのように過ごしましたか?

外食したり、DVDをみたり、インターネットをしたり、テレビでサッカーを見たり、昼寝をしたり、買い物に行ったり、家で飲み会をしたりしていました。

Q現地での住居環境についておしえてください。
現地の住環境

あるもの:個室、共同トイレ、水シャワー、ビールは入手可能、扇風機、オフィスでインターネット可能
ないもの:ホットシャワー、エアコン

いままでの活動地の中でも、かなり住環境はいい方でした。

Q良かったこと・辛かったことはありますか?

仕事量は多くもなく、少なくもなく、ちょうど良い感じでした。米が主食の国なので、食事をおいしく食べられたのが幸せでした。特につらいことはありませんでした。

Q派遣期間を終えて帰国後は?

日本で働きながら、次のオファーを待ちます。

Q今後海外派遣を希望する方々に一言アドバイス

本気で派遣を希望される方で、英語に自信のない方は、今日から英会話を始めてください。

MSF派遣履歴

  • 派遣期間:2012年7月~2012年8月
  • 派遣国:南スーダン
  • プログラム地域:アウェイル
  • ポジション:産婦人科医
  • 派遣期間:2012年2月~2012年4月
  • 派遣国:パキスタン
  • プログラム地域:ペシャワール
  • ポジション:産婦人科医
  • 派遣期間:2011年9月~2011年11月
  • 派遣国:パキスタン
  • プログラム地域:ペシャワール
  • ポジション:産婦人科医
  • 派遣期間:2011年6月~2011年7月
  • 派遣国:ナイジェリア
  • プログラム地域:ジャフン
  • ポジション:産婦人科医

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