海外派遣スタッフ体験談

フランス語を使って援助活動に参加

田村美里

ポジション
助産師
派遣国
コートジボワール
活動地域
ビヌイエ
派遣期間
2006年6月~2006年12月

QなぜMSFの海外派遣に参加したのですか?
移動診療に出発する田村助産師(写真右)

単純に、人間として最低限の医療援助を受けられない人たちを助けたいと考えました。国同士の政治的なからみに関係なく、本当に必要なところに行く、という姿勢に惹かれ、フランス語を使ってこういった援助活動がしたいと考えました。

Q今までどのような仕事をしていたのですか? また、どのような経験が海外派遣で活かせましたか?

以前は普通に病院勤務でした。新人助産師の指導担当や看護学生の実習指導者という経験は ある意味使えたと思います(精神面で)。

Q今回参加した海外派遣はどのようなプログラムですか?また、具体的にどのような業務をしていたのですか?

移動診療(基礎医療)と 現地の病院や医療センター(って言うのでしょうか?)の援助/補助の立ち上げ。私の担当は後者です。

Q週末や休暇はどのように過ごしましたか?

週末は 昼寝、読書、DVDを見る、料理 が主なものでした。6週間に一度、首都のアビジャンに行くと、海に行ったり、インターネット、お買い物。夜はバーにくりだし、、、

3ヵ月毎の休暇はこの国から出るように言われて、どこでもいいらしく、ヨーロッパに帰った人が結構多かったです。私もフランスに帰りました。もちろん費用は自腹です!

Q現地での住居環境についておしえてください。

そんなに悪くないです。個室でベッドもあるし。バスルーム付きのお部屋もあります。バスタブはなくて、水シャワーですが。時々ねずみやゴキブリがでましたが, アフリカですからそんなものでしょう。

Q良かったこと・辛かったこと
病院の焼却炉を作る現地スタッフ

違う価値観の人と友達になれたことです。特に一緒に辛い思いで戦った(仕事にですよ)人とは本当に短期間でも、いい友達として未だにつきあいがあります。

Q派遣期間を終えて帰国後は?

ひまです。バイトをぽつぽつとやって生き延びてます。
(このアンケートに回答いただいた後、田村助産師は2007年2月よりチャドのイリバに派遣されています。)

Q今後海外派遣を希望する方々に一言アドバイス

仕事よりも、ある意味人間関係の方が大変だと思います。日本の常識がほとんど通用しない世界です。でも、必ずいい人っています。1回の派遣でいい友達が一人できたら、もうバンバンザイ!ですよ。

それから 無理しないこと!頑張りすぎないこと!

MSF派遣履歴

  • 派遣期間:2003年5月~2003年11月
  • 派遣国・プログラム地域:ブルンジ・マカンバ
  • ポジション:助産師
  • 派遣期間:2004年2月~2004年5月
  • 派遣国・プログラム地域:コンゴ民主共和国・ブニア
  • ポジション:助産師
  • 派遣期間:2005年5月~2005年11月
  • 派遣国・プログラム地域:コンゴ民主共和国・ブニア
  • ポジション:助産師

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