5分でわかる!地中海 移民救助活動の今

2019年07月15日掲載

2018年12月、国境なき医師団(MSF)と市民団体「SOSメディテラネ」が地中海で共同運航する海難救助船「アクエリアス号」が活動停止に追い込まれた。

紛争や暴力などを逃れ、中東やアフリカなどから安全な暮らしを求める人びとが、アフリカ・リビアから地中海を渡り、欧州を目指そうとしている。航路はとても危険で、多くの人びとが命を落とした。そのためMSFは、アクエリアス号で遭難した人びとの救助活動を続けてきた。

一方で問題となっているのは、リビア沿岸警備隊が救助した遭難者を、過酷な場所であるリビアに連れ戻していることだ。欧州諸国も、移民や難民を容易には受け入れない立場を示しており、欧州を目指す人びとはさらに厳しい状況に置かれている。

MSFの救助活動も、公権力からさまざまな妨害を受け、活動を停止せざるを得ない状況が続いている。地中海の移民救助活動について、リポートする。