特集

国内と周辺国で活動

ウクライナ:命を守る緊急医療援助

2023.08.07

水力発電所への攻撃によるダム決壊の被災地。<br> 心のケアや衛生用品キットの提供を行っている<br> =6月13日 © MSF
水力発電所への攻撃によるダム決壊の被災地。
心のケアや衛生用品キットの提供を行っている
=6月13日 © MSF
国境なき医師団(MSF)は、戦争の影響を受け危機にさらされている人びとに医療援助を届けるため、ウクライナ国内と近隣諸国で緊急対応を進めている。
 
ウクライナでは、医療列車で患者を搬送する活動を実施。前線に近い地域の病院から、受け入れに余裕のある地域の病院へ搬送している。 また、心のケアや移動診療、医療物資の提供、医療者への研修などを継続中だ。
 
周辺国では、ベラルーシ、ポーランド、ロシアで医療援助を提供。2023年2月時点で、ウクライナでは124人の外国人派遣スタッフと686人のウクライナ人スタッフが活動し、医師、看護師、心理士、ロジスティシャン、アドミニストレーターなど、さまざまな分野のスタッフが援助活動を進めている。 

2022年のウクライナ活動報告を見る

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寄付でできることの一例:
3000円で 基礎医療セット120人分を用意できます。
5000円で 清潔な水を210人に提供できます。
10000円で 32枚の緊急用簡易ブランケットを提供できます。
30000円で シェルター資材を15家族に提供できます。
※外国為替により変動します。
※国境なき医師団への寄付は税制優遇措置(寄付金控除)の対象となります。

最新活動ニュース

ダム決壊の被災地における支援

水タンクを運ぶMSFスタッフ © MSF
水タンクを運ぶMSFスタッフ © MSF
ウクライナ南部ヘルソン州で起きた水力発電所への攻撃で、多くの住民が被害を受けている。

MSFは、ヘルソンとミコライウで心のケアを提供するとともに、衛生用品キットを配布。これまでに、建物を浸水から防ぐための土のうを提供するほか、避難所として使われている学校に発電機と水タンクを提供した。
【2023年6月23日更新】

ウクライナにおけるこれまでの活動

C型肝炎の外来患者を診察=2019年 © Aleksandr Glyadyelov/MSF
C型肝炎の外来患者を診察=2019年 © Aleksandr Glyadyelov/MSF
ドネツク州では、8年にわたり紛争が続く地で暮らす人びとが、質の高い医療を受けられるよう活動。境界線に近い地域の診療所で医師や看護師へトレーニングを行うとともに、地域のボランティアによる患者の診療所への送迎や処方薬の受け取りなどを支援してきた。また、紛争被害地の人びとに重要な心のケアも支援。世界保健機関(WHO)のプログラムを通じて医療従事者にトレーニングを行ってきた。新型コロナウイルス感染症への対応も実施。
 
ルハンスク州では2020年1月以降、地域のHIVおよび結核プログラムへの支援を実施。HIV感染症の進行した患者の診断と治療を改善するとともに、日和見感染症の治療に必要な薬や、ワクチン、その他の医薬品や検査機材を提供。2022年からは、避妊具を使用しない性行為をする若者や性産業に従事する人、薬物使用者など感染リスクの高い人びとを対象に、積極的な症例発見活動も展開。
 
ジトーミル州では、2018年以降、保健省と地域の結核病院の協力のもと、薬剤耐性結核(DR-TB)プロジェクトを展開。2019年からは、患者中心のケアモデルの有効性を調査するため、治療期間の短縮、心理カウンセリングや社会的支援を組みあわせた治療を行ってきた。また、病院内に最新のバイオセーフティレベル(BSL)3の検査室を建設中。

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寄付でできることの一例:
3000円で 基礎医療セット120人分を用意できます。
5000円で 清潔な水を210人に提供できます。
10000円で 32枚の緊急用簡易ブランケットを提供できます。
30000円で シェルター資材を15家族に提供できます。
※外国為替により変動します。
※国境なき医師団への寄付は税制優遇措置(寄付金控除)の対象となります。

© Emin Ozmen/Magnum Photos 

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