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基本情報

どんな病気?

感染力が非常に強いウイルス性疾患で、麻疹(ましん)とも呼ばれます。
 
感染から10~14日後に、高熱、発疹(ほっしん)、鼻水、咳、結膜炎といった症状が現れます。ほとんどの場合は2~3週間で回復しますが、感染者のうち最大20%が重度の下痢、肺炎などの呼吸器感染症、視覚障害、脳炎といった合併症を起こします。

感染リスクが最も高いのは、予防接種を受けていない、または接種が不十分な人びとで、特に5歳未満の子どもが危険にさらされています。さらに、はしかが栄養失調マラリアと重なると、壊滅的な影響をもたらすことがあります。

流行地域

予防接種率が低く、医療体制がぜい弱な紛争地や難民キャンプなどの過密環境で、流行が頻発しています。

コンゴ民主共和国中央アフリカ共和国などでは、保健当局による定期予防接種の体制が整っておらず、流行のリスクが高い状況が続いています。さらに、これらの国々の遠隔地や険しい山岳地帯では、予防接種に必要な資材の輸送が困難で、接種の実施を一層難しくしています。

感染経路

主な感染経路は空気感染(飛沫核感染)です。患者の咳やくしゃみで飛び散ったウイルスが空気中に漂い、それを吸い込むことで感染します。

その他、飛沫感染や接触感染でも感染します。感染力が非常に強いため、免疫がない人が感染するとほぼ100%発症します。

治療

特別な治療法はなく、感染者を隔離し、対症療法と合併症の治療を行います。

予防

安全で安価なワクチンがあり、2回の接種で高い予防効果が期待できます。

国境なき医師団は2006年以降、3400万人以上の子どもに予防接種を行っています。

スーダンの中央ダルフール州にある国境なき医師団の隔離病棟で、はしかの子どもと共に過ごす母親たち=2025年5月11日 © Thibault Fendler/MSF
スーダンの中央ダルフール州にある国境なき医師団の隔離病棟で、はしかの子どもと共に過ごす母親たち=2025年5月11日 © Thibault Fendler/MSF
はしかの子どもに点滴を打つ国境なき医師団のスタッフ=2025年5月11日 © Thibault Fendler/MSF
はしかの子どもに点滴を打つ国境なき医師団のスタッフ=2025年5月11日 © Thibault Fendler/MSF

写真上:国境なき医師団が実施するはしかの集団予防接種に集まるコンゴ民主共和国の親子 © MSF 

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